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今回から、ユーザーがメーラでよく行なう動作をひとまとまりにしたユーザーインターフェイスが用意された |
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添付ファイル表示も見やすい位置に |
メーラでは、ユーザーがよく行なう機能をひとまとめにしたユーザーインターフェイスの登場が最大の変更点だろう。また、メール閲覧時のユーザーインターフェイスも変更された。添付ファイルのファイルタイプごとに関連づけられているアプリケーションのアイコンが表示されるようになった。機能面では、AOLのメールやIMAP4のメールアドレスなどへの対応や、オフラインでWebメールを閲覧することも可能になった。
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メールアドレスの補完機能。相手先メールアドレス検索の手間を大幅に削減してくれる |
さらに、メールアドレスの集積機能も付加された。この機能により、メールを新規作成する際、メールアドレスやメール受取人の名前を補完してくれるようになった。たとえ個人アドレス帳に入っていない人であっても、いったんメールを開いたことのある人であれば情報を集積し、補完してくれる。この機能は日本語にも対応しているうえ、セカンドネームからでも補完してくれる。たとえば、“Dairo Yoshikawa”といった名前で集積されていた場合は、“Yosh”と入力しても補完してくれる。ただし、“吉川 大郎”という名前で集積されていた場合は、“大”という名前だけでは補完してくれなかった。
以上がNetscape 6.1の概要だ。大きなインパクトを持って登場したNetscape 6だったが、たとえばディストリビューションへの採用などはまだまだ物足りない状況といえよう。今回で使い勝手の面や、エンターテイメントの面で地道だが確実な向上点が見える。これを機に、Netscape 6.xの使用者が増えるかどうかが注目される。なお、日刊アスキー Linuxでは、「NetscapeとMozillaについて」というアンケートを行なっている。あなたのご意見をお聞かせいただければ幸いです。