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映画『FINAL FANTASY』の完成披露試写会で坂口監督が舞台挨拶

2001年08月08日 17時08分更新

文● 編集部 桑本美鈴

7月11日(現地時間)に全米で公開され、日本国内でも今秋公開されるフル3DCG映画『FINAL FANTASY』の完成披露試写会が7日、都内劇場で行なわれた。

FF映画画面1
映画『FINAL FANTASY』のワンシーン。ヒロインのアキと、アキを助けるグレイ (C)2001 FFFP.

映画『FINAL FANTASY』は、国内2060万本/世界3100万本を売り上げた(株)スクウェアの人気ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズを手がけてきた坂口博信氏が監督となり、3年半の歳月をかけて製作されたフル3DCG作品。コロンビア・ピクチャーズが世界配給を決定し、7月に全米の映画館2649館(2933スクリーン)で公開された。これは日本人監督の映画では過去最大規模という。

映画『FINAL FANTASY』は、'96年に企画がスタートした。同社は'97年5月1日、ハワイにスクウェアUSAのホノルルスタジオを設立し、日本や米国、オーストラリアなど22ヵ国から、CGアーティストやプログラマー、アニメーション経験者など160人以上のクリエイターを集め、本格的な製作を開始した。

従来のフル3DCG作品の多くが、登場キャラクターが漫画的でアニメーションの域を出ていなかったのに対し、映画『FINAL FANTASY』の登場人物はすべて写真のようにリアルに精密に作られているのが特徴だ。動きだけではなく微妙な表情までも表現するCG映像は、時折本物の人間ではないかと思えるほど細部まで作り込まれている。

スクウェアUSAでは、皮膚の質感を表すプログラム“スキンシェーダー”、頭髪を描くプログラム“ヘアレンダラー”、衣服を表現するプログラム“クローズシミュレーター”といったCGプログラムを独自開発し、リアルな人物キャラクターを作り上げた。

皮膚の質感は、キャラクターの何もないつるつるの肌に、アーティストがわざと皺を加えることで、より自然でリアルに見せられるという。ヘアレンダラーは、キャラクターの動きや風に合わせて髪の動きをリアルに表現するもの。キャラクターの顔の表情と一緒に動く口ひげも表現できる。クローズシミュレーターは、キャラクターの動きに合わせてどのような皺やドレープが衣服に発生するかといった、生地の物理的な動きを再現する。

また、キャラクターの“演技”(動き)に関しては、世界最大規模のモーションキャプチャー専用スタジオを設置、俳優の動きが記録された。顔の表情や指先の動作など、モーションキャプチャーで取れない細かな部分は、アニメーターが直接動きを付けたという。

戦闘シーンなどで使われる爆発などの視覚効果(VFX)は、一般的には炎の実写映像を合成して作成するが、映画『FINAL FANTASY』では、VFXもフルCGとなっている。

映画製作にあたっては、SGI社の『Silicon Graphics Octaneワークステーション』『SGI Origin 200サーバ』『Silicon Graphics Onyx2システム』などが利用されている。アニメーション制作には、エイリアス・ウェーブフロント社の3Dアニメーション作成ソフト『Maya』を使用、また、Linuxベースのシステム上ではPixar Animation Studios社のレンダリングソフト『RenderMan』も利用したという。

FF映画画面2
アキが繰り返しみる不思議な夢。アキに何かを伝えようとしているのか (C)2001 FFFP.

映画のテーマは“愛”。2065年の地球、隕石とともに飛来した“ファントム”と呼ばれる地球外生命体が次々と都市を破壊、人類の滅亡が間近に迫っていた。絶滅の危機に瀕した地球を救う方法を模索している科学者アキは、政府軍と対立しながらも人類が生き残る方法を探して奔走、敵も含め命あるものを慈しむことで、未来へ命をつないでいこうとする――。

声優陣は、ヒロインの“アキ・ロス博士”役に、ディズニー映画『ムーラン』でムーランの声を務めたミン・ナ、“グレイ”役にアレック・ボールドウィン、“シド博士”役にドナルド・サザーランド、“ニール”役にスティーブ・ブシェミ、“ハイン将軍”役にジェームズ・ウッズと、豪華な顔ぶれとなっている。

FF映画画面3
対ファントム・ソルジャー“ディープ・アイズ”のメンバーと行動するアキ (C)2001 FFFP.

完成披露試写会には、監督の坂口博信氏が登場、舞台挨拶を行なった。坂口氏は、「映画のラスト、希望の色が浮かぶアキの横顔に、亡き母への想いを込めた。この映画は音声担当もあわせると400人ものスタッフが関わっている。スタッフが魂を込めてくれたおかげで、自分が当初思い描いていたものを超えていってくれた。1作目なので未熟な部分もあるが、ぜひ観てほしい」と語った。スクウェアUSAは次期プロジェクトも検討しているという。

坂口監督
舞台挨拶に立った坂口氏

映画『FINAL FANTASY』は、ギャガ・ヒューマックス共同配給で、今秋より東宝洋画系で公開される。

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