ビデオカード「RADEONシリーズ」や「All-in-Wonderシリーズ」でおなじみのATI Technologiesから、IEEE1394インターフェイスカードとDVフォーマットに対応したビデオ編集ソフトを組み合わせた個人ユーザー向けのDV編集パッケージ「DV WONDER」が登場した。
ビデオ編集ソフトに「Ulead VideoStudio 5 SE」が付属
DV WONDERに付属するPCIスロット用IEEE1394インターフェイスカード。チップはAgereの「FW323-04」。PCIカードのほかにIEEE1394ケーブルが付属する。 |
IEEE1394インターフェイスカードのブラケット部分。3つのIEEE1394(6ピン)コネクタが並ぶ。 |
日本で販売されるDV WONDERのパッケージは、
- 6ピンのIEEE1394ポートを3つ搭載するOHCI準拠のPCIバス対応IEEE1394インターフェイスカード
- Ulead Systemsのビデオ編集ソフト「Ulead VideoStudio 5 Special Edition」(英語版)
- 4pin-6pinのIEEE1394(DV)ケーブル
- 英文マニュアル
で構成される。付属ソフトもマニュアルも英語版のままというのは残念だが、ビデオ編集ソフトにVideoStudio 5 SEが付属している点は特筆に値する。
DV WONDERに付属するDV対応のビデオ編集ソフト「Ulead VideoStudio 5 SE」。バンドル用の機能限定版ではあるが、DV対応はもちろん、MPEG1/2へのエンコードにも対応するなど、必要十分な機能を備える。 |
OHCI準拠――すなわちOSにドライバが標準で用意されているため、使用手順は至って簡単だ。電源を落としたPCのPCIスロットに装着し、PCを起動するだけ。OS起動後に自動的にIEEE1394インターフェイスカードを認識し、ドライバが読み込まれる。あとは、ビデオ編集ソフトを起動し、DVカメラなどデバイスからIEEE1394ケーブル経由で取り込み、編集を開始できる。
Windows MeにDV WONDERをインストールした後の「システムのプロパティ」の画面。 |
気になる日本での標準価格はオープンプライスで、ATIテクノロジーズジャパンによると、店頭での実売価格は5000円程度を予想しているとのこと(8月頃から店頭に並び始める)。円レートを考慮すると、北米市場での販売価格よりもさらに安い価格で入手できることになる。付属ソフトが英語版、マニュアルも英語表記のみ――と、ユーザーをある程度選ぶが、ほかの低価格DVキャプチャカードの販売価格が6000~9000円であること、それらのDVキャプチャカードの多くがバンドルするビデオ編集ソフトが“VS4 SE”であることを考えれば、DV WONDERの魅力は大きい。
とにかく安価なので、単にIEEE1394インターフェイスの増設を考えているユーザーにもお勧めだ。
プレゼント情報
DV WONDERのパッケージを抽選で2名様にプレゼントします。 |
今回、ATIテクノロジーズジャパンのご厚意により、「DV WONDER」製品版を2名の方にプレゼントします。応募方法は、メールのサブジェクト(タイトル)に「DV WONDERプレゼント希望」と記入して、本文にお使いのDV機器の製品名(メーカー名)とデジタルバイヤーWebサイトの感想、郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号をご記入の上、digitalbuyer@ascii24.comまでお送りください。応募の締切は7月27日とさせていただきます。※多数のご応募ありがとうございました。厳正な抽選の結果、近日中に発送させていただきます。
製品名 | DV WONDER |
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メーカー名 | ATIテクノロジーズジャパン(株) |
インターフェイス | IEEE1394×3(6ピン) |
付属品 | DVケーブル、動画編集ソフト「Ulead VideoStudio 5 Special Edition(英語版)」 |
価格 | オープンプライス |
対応OS | Windows 98 SE/Me/2000 |
URL | http://www.ati.com/jp/pages/jp_index.html |
問い合わせ先 | 03-5275-2241 |