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XMLコンソーシアムが本格活動を開始

2001年06月19日 18時21分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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XMLの普及啓蒙活動を行なう非営利団体のXMLコンソーシアムは18日、会員企業101社により本格的な活動を開始したと発表した。

XMLコンソーシアムは2000年7月に設立した非営利団体。設立当初は、既存団体である“XMLjapan.org”、“JavaコンソーシアムXML部会”、“日本経営協会”の3団体が連携して運営するバーチャルなコンソーシアムだったが、今回これらの組織を一本化して本格的な活動を開始した。

XML会長と副会長
右から、XMLコンソーシアム会長の鶴保征城氏、副会長の平野洋一郎氏、田原春美氏

会長にはNTTソフトウェア(株)代表取締役社長の鶴保征城氏が、副会長にはインフォテリア(株)代表取締役社長の平野洋一郎氏と日本アイ・ビー・エム(株)ソフトウェア事業部部長の田原春美氏がそれぞれ就任した。また、会員のうち21社が理事に就任しコンソーシアムの運営にあたる。

XMLコンソーシアムは、主にXMLに関する情報の収集、交換および提供、XMLを利用したアプリケーション開発やシステム構築およびサービスの普及、ポータルサイトの構築、標準化の促進と普及啓蒙、国内外の関連コンソーシアムとの連携協力といった活動を行なっていく。活動期間は2年間。

具体的な活動グループとして、テーマごとに5つの部会“基盤技術部会”、“応用技術部会”、“モデル研究部会”、“ドキュメント部会”、“VoiceXML部会”を設置し、活動を展開する。なお、部会は今後も順次増やす予定という。

本日都内で行なわれた発表会で、鶴保会長は、「XMLを取り巻く環境は日々活況を呈している。今後のシステム構築のキーワードはシステム同士の連携であり、その中核技術がXMLだ。XMLコンソーシアムの目的はXMLの普及啓蒙と標準化。幅広く会員を募集する。業界の他のコンソーシアムとも連携しながら、XMLに関する実質的な中核として活動したい。今年度中に250社、来年度中に350社の会員参加を目指す」としている。

XMLコンソーシアムは、趣旨に賛同する日本国内の法人、団体およびその部門であれば入会可能。年会費は10万円。なお個人会員については検討中という。

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