(株)コンピュータ・ニュース社の市場調査部門であるBCN総研は15日、デジタル携帯オーディオプレーヤーの店頭市場の調査結果を発表した。
それによると、MP3/ATRAC3/WMAなどの圧縮データを再生できる携帯プレーヤーの市場が急速に拡大しており、同時に売れ筋がソリッドオーディオプレーヤーと、CD-R/RW対応プレーヤーに二極化し始めているという。最近ではパソコンで音楽編集を行なうユーザーが増えていることから、大容量でメディアが安いCD-R/RW対応プレーヤーに人気が集中し、需要が大きく変化しつつあると見ている。
『RioVolt』 |
『DPC-MP727』 |
5月には台数ベースで前年同期比168.4%増、金額ベースで150.3%増となった。3月に(株)ソニックブルーから『RioVolt』が発売されたのを機にCD-R/RW対応プレーヤーの販売量が急速に伸び始めたという。『RioVolt』は4月と5月の2ヵ月連続で機種別販売台数のシェアトップとなった。4月には(株)ケンウッドから『DPC-MP727』が発売され、CD-R/RW対応プレーヤーの販売比率は約4割に達したという。