映像ソースを使って気軽に/じっくり作れる
プリインストールソフトを豊富に用意
プリインストールソフトは、前述のCDライティングソフトやDVD関連ソフトのほか、デジタルカメラやDVのソースを簡単に加工してオリジナルコンテンツを作成するものや、DVキャプチャ/編集専用ソフトなど、「映像素材を元にして何かを作る」という用途のものが多数取り揃えられている。
「画贈屋さん2」は、スライドショーやカレンダー、ラベルなどを簡単に作成できるソフトだ。外部アプリ「印刷工房2001」との連動で、MDやCDのラベルの印刷も楽々実行できる。 |
DV編集ソフト「MotionDV STUDIO V3.0J XE」。ノンリニアおよびリニア編集をサポートする本格派の編集ソフトだ。 |
トラックボールを囲むように設置された円形のダイヤルが、人シリーズのトレードマーク「ジョグホイール」。「画贈屋さん2」やDV関連ソフトとの親和性は非常に高い。ほかのアプリ上ではマウスのホイールと同様の動作が可能。 |
このほか、i.LINKポートに接続したDVカムコーダとインターネットを利用した動画対応チャットソフト「DV@Talk」やOffice XP Personalなどがプリインストールされており、ソフトが少ないシンプル構成のLet's noteに比べると、買ったその日からいろいろ遊べるマシンになっている。なお、OSはWidows Millennium Editionで、この秋に登場する予定の「Windows XP Home Edition」へのアップグレードサービスの対象商品となっている(有償/7000円、「パナソニックWindows XP アップグレードキャンペーン」の詳細については松下電器産業のWebサイトを参照)。
DVD-Video鑑賞からオリジナルCD作成やDV編集まで、AV用途に幅広く利用できるA4ノートに仕上がっているが、初期状態の搭載メモリが64MBと少ないのは惜しまれる。たとえば、デジタルカメラで撮影した画像(1600×1200ドット/フルカラー/JPEG)を「画贈屋さん2」上でプレビューしていると、メモリが少ないためにスワップがかなり多くなる。ジョグホイールをクルクル回して手軽に撮影した画像が見られる、というのが売りなソフトだけに、スワップによる動作レスポンスの低下はやや残念だ。DV編集などもメモリが多いほど作業は快適になっていくので、購入と同時にメモリは増設しておきたい。
なお、2001年7月31日までに本機を購入してオンラインユーザー登録を完了すると、登録者全員に128MBメモリがプレゼントされる「期間限定 128MBメモリープレゼントキャンペーン」が実施されている。メモリ増設で格段に使い勝手が向上するので、本機購入を検討している方はこのキャンペーンも要注目だ。
価格はオープンプライスで実売価格は28万円前後。低価格A4ノートが人気を集めていることを考えると、最近のA4ノートとしてはやや高価な製品といえるが、AV機器メーカー・松下らしく、AV機能にこだわった「使える」マシンに仕上がっている。「PCの用途=インターネット」だけで済ませたくはない人向けの製品だ。
なお、今夏の人シリーズには本機のほか、CPUがMobile PentiumIII-700MHz、HDDが20GBのスタンダードモデル「CF-X1FM」もラインナップされている(CPU、HDD以外のスペックはCF-X1FRと共通)。こちらも価格はオープンプライスで、実売価格は25万円前後となっている。
CPU | Mobile PentiumIII-800MHz |
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メモリ | 64MB |
液晶 | 14.1インチ |
解像度 | 1024×768ドット/26万色 |
HDD | 30GB |
CD-RW& DVD-ROM |
R4倍速/RW4倍速/CD24倍速/DVD8倍速/DVD-RAM読み出し2倍速 |
通信 | モデム/携帯電話およびPHS |
サイズ | 310(W)×262~286(D)×40(H) |
重量 | 約3kg |
OS | Windows Millennium Edition |
Officeアプリ | Microsoft Office XP |