コマンドによっては数多くのオプションを持つ。このリファレンスを参考にしよう。
覚えておきたい必須コマンド30―その4・コマンドリファレンス
2001年06月18日 15時57分更新
whoami
- 目的:現在のユーザー名を表示する。
- 構文:whoami
last
- 目的:ログインしたユーザーの記録を一覧表示する。
- 構文:last [オプション][ユーザー名...]
- オプション
-《数値》 | 表示させる行数。 |
-n《数値》 | 表示させる行数。 |
-f《ファイル》 | /var/log/wtmpでなく、《ファイル》から記録を読み取る。 |
vmstat
- 目的:仮想メモリの使用状況を報告する。
- 構文:vmstat [-n][間隔[回数]]
- オプション
-n | 最初の1回だけヘッダを表示する。 |
間隔 | 更新するまでの秒数 |
回数 | 表示する回数 |
df
- 目的:空きディスク領域を報告する。
- 構文:df [オプション][ファイル名]
- オプション
-i | ブロック単位でなく、inodeの使用状況で表示する。 |
-k | 1Kブロック単位で表示する。 |
-h | わかりやすい単位にして表示する。 |
du
- 目的:ディスクの使用量を報告する。
- 構文:du [オプション][ファイル名]
- オプション
-a | ディレクトリだけでなく、すべてのファイルについて表示する。 |
-b | バイト単位で表示する。 |
-c | すべての引数について集計したあと、合計を出力する。 |
-k | Kバイト 単位で表示する。 |
-h | わかりやすい単位にして表示する。 |
-s | 引数で指定したファイルの総計だけを表示する。 |
-x | 別のファイルシステムにある分を集計しない。 |
kill
- 目的:プロセスにシグナルを送る。
- 構文:kill [オプション] プロセスID
- オプション
-s 《シグナル》 | 《シグナル》で指定したシグナルを送る。 |
mount
- 目的:ファイルシステムをディレクトリツリーにマウントする。
- 構文:mount [オプション] デバイス名
- オプション
-a | /etc/fstabに記述されているすべてのデバイスをマウントする。 |
-n | マウントするとき/etc/mtabファイルに書き込まない。 |
-t 《タイプ》 | ファイルシステムのタイプを指定する。 |
-r | リードオンリーでマウントする。-o roと同じ。 |
-w | 書き込み可能なモードでマウントする。-o rwと同じ。 |
-o 《オプション》 | マウントオプションを《オプション》で指定する。 |
umount
- 目的:ファイルシステムをディレクトリツリーから取り外す。
- 構文:umount [オプション] デバイス名
- オプション
-a | /etc/mtabに記述されているすべてのファイルシステムをアンマウントする。 |
-n | 取り外すときに/etc/mtabファイルに書き込まない。 |
-r | リードオンリーで再マウントをする。 |
-t 《タイプ》 | -aオプションを指定したとき、アンマウントするタイプを限定する。 |
useradd
- 目的:ユーザーを追加する。
- 構文:useradd [オプション] ユーザー名
- オプション
-u 《数値》 | ユーザー番号を《数値》で作成する。 |
-g 《数値》 | グループ番号を《数値》で作成する。 |
-G 《グループ》 | 指定された《グループ》に登録する。カンマ(,)で区切って複数のグループを指定できる。 |
-d 《ディレクトリ》 | ホームディレクトリを《ディレクトリ》で作成する。 |
-s 《シェル》 | ユーザーが使うシェルを《シェル》で作成する。 |
-c 《コメント》 | コメントフィールドを《コメント》で作成する。 |
groupadd
- 目的:グループを追加する。
- 構文:groupadd [オプション] グループ名
- オプション
-g 《数値》 | グループ番号を《数値》で作成する。 |
-o | gオプションで指定した《数値》の重複を許可する。 |
usermod
- 目的:ユーザー情報を変更する。
- 構文:usermod [オプション] ユーザー名
- オプション
-u 《数値》 | ユーザー番号を《数値》にする。 |
-g 《数値》 | グループ番号を《数値》にする。 |
-G 《グループ》 | 指定された《グループ》に登録する。カンマ(,)で区切って複数のグループを指定できる。 |
-d 《ディレクトリ》 | ホームディレクトリを《ディレクトリ》にする。 |
-s 《シェル》 | ユーザーが使うシェルを《シェル》にする。 |
-c 《コメント》 | コメントフィールドを《コメント》にする。 |
-l 《名前》 | ユーザー名を《名前》に変更する。 |
userdel
- 目的:ユーザーを削除する。
- 構文:userdel [オプション] ユーザー名
- オプション
-r | ユーザーのホームディレクトリも削除する。 |
groupm od
- 目的:グループ情報を変更する。
- 構文:groupmod [オプション] グループ名
- オプション
-g 《数値》 | グループ番号を《数値》にする。 |
-o | gオプションで指定した《数値》の重複を許可する。 |
-n 《名前》 | グループ名を《名前》に変更する。 |
groupdel
- 目的:グループを削除する。
- 構文:groupdel グループ名
dmesg
- 目的:システム起動時のログの表示。
- 構文:dmesg
shutdown
- 目的:システムのシャットダウンをする。
- 構文:shutdown [オプション][時間][メッセージ]
- オプション
-h | システムを停止する。カーネルがAPM機能をサポートしている場合は、電源も切る。 |
-r | システムをリブートする。 |
-f | リブートするとき、ファイルシステムをチェックしないようにする。 |
-q | デフォルトのメッセージをユーザーに送る。 |
-s | シングルユーザーモードでリブートする。 |
停止するまでの時間を指定する。省略した場合は2分後に実行される。
- now
- すぐに実行する。
- hh:ss
- hh時ss分に実行する。
- +n
- n分後に実行する。
現在ログインしているユーザーに出力するメッセージを指定する。