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マザーボードのオーバークロック機能を徹底調査する(その2)

2001年05月23日 19時31分更新

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●DDR SDRAMのオーバークロックテスト

 さっそく、どのメモリがどこまでオーバークロックに耐えられるのかテストしてみた。このテストにおいては、1枚のマザーボードだけを使用するのではなく、現在テスト中のマザーボード3枚で調査している。

 まずは、テストに用いた環境とベンチマークテストだが、マザーボードとメモリを除いたリストを【表1】に書き出した。この中でCPUをAthlon-1.33GHzとしているが、これまでのテスト通りにCPU倍率を9倍で試す上でFSB設定クロックがたとえ153MHzを超えても許容できるようにしている(手持ちのAthlon-1.2GHzは、152MHzが9倍で使用できる最高のFSB設定クロック)。そして先ほど紹介したメモリのリストを【表2】に記載した(メモリに番号をつけてあるので注意してほしい)。
 次にメモリテストを実施するうえで各マザーボードからセットしたパラメータは【表3】に示したが、前回の「マザーボードの処理速度を調べてみる」の項で設定した過酷な条件から、若干ではあるが緩和して実際のオーバークロック・セッティングを想定してみた。結果は、3種のベンチマークテストが全て終了できたFSB設定クロックのうちで最も高い周波数を記録して【表4】に集計した。

【表1】テスト環境とベンチマークリスト

■テスト環境
CPU Athlon-1.33GHz(266)
ビデオカード GeForce2 MX 32MB
HDD IBM DTLA-307020
OS Windows 98 SE
DirectX Ver.8.0
解像度 1024×768ドット/16bitカラー
■ベンチマークプログラム
Superπ 104万桁
3D mark 2000 Ver1.1 3D marks、CPU 3D marks
3D mark 2001 3D marks

【表2】テストしたメモリの一覧表

メモリー番号 ブランド スペック 容量
DDR1 VIA PC2100 CL=2 128MB
DDR2 Apacer PC2100 CL=2.5 128MB
DDR3 Transcend PC2100 CL=2.5 128MB
DDR4 Crucial Technology PC2100 CL=2.5 128MB
DDR5 Crucial Technology PC1600 CL=2 128MB

【表3】メモリセッテングリスト

■各マザーボードに設定したパラメータ内容
マザーボード製品名 A7A266 AD11 K7T266 Pro
コア電圧 1.80V
DDR電圧 2.60V 2.65V 2.7V
CPU倍率 9.0倍
BIOSリビジョン 1005B3 ABA42 V1.0B12
CAS Latency 2
RAS to CAS Delay 2
RAS Precharge Time 2
Cycle Time(Tras、Trc) 7
Super Bypass Mode Enabled
SDRAM 1T Command Enabled
System Performance Ultra
SDRAM MA/CMD Lead off timing Fast

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