文化オリエント(株)は15日、Visual Basicに対応したデータグリッドコントロールアプリケーション『True DBGrid Pro 7.0J』を6月29日に発売すると発表した。価格は7万8000円。
階層データのドリルダウン表示。画面は、“顧客情報”から“販売履歴”、“注文明細”と孫データの内容を呼び出したイメージ |
『True DBGrid Pro 7.0J』は、データベースのフロントエンド機能としてバウンドモード/アンバウンドモード/拡張アンバウンドモード(※1)などを搭載しており、データコントロールとの通信回数を抑えながら、大量のデータを高速表示できるのが特徴。
前バージョンからの主な強化/改良点は、
- RDS(リモートデータサービス)に対応し、インターネット経由でデータベースへのアクセスが可能(コンテナにはInternet Explorerを利用可能)
- Oracleのデータベースとの接続を正式サポート(oo4oを使用したアンバウンド接続を推奨。バウンド接続は非サポート)
- アンバウンドを利用した専用イベントにより、画面とデータを効率よく更新可能
- 階層データのドリルダウン、行列の反転、単票形式など表現力の拡張
など。
対応OSは、Windows 95(SP1以上)/98/Me/NT 4.0(SP3以上)/2000。Visual Basic 5.0(SP3以上)またはVisual Basic 6.0(SP3以上)、Internet Explorer 4.01(SP1以上)も必須。
以前のバージョン、およびDBGrid(VB標準)で作成したプロジェクトは、付属の移行ツールで変換できる。
※1
バウンドモード:データコントロールと直接通信してデータを取得/更新するモード。小規模データベースの操作に向く。
アンバウンドモード:1イベントで行単位のデータを取得/更新するモード。
拡張アンバウンドモード:1イベントで複数行単位のデータを取得/更新するモード。数万件単位のレコードを持つデータベースとの接続に向く。