米マイクロソフト社は現地時間の2日、『Office 2001 for Mac Service Release 1』(英語版、日本語版)の提供を開始した。
『Office 2001 SR 1』は、『Office 2001 for Mac』に含まれる『Word 2001 for Mac』、『Excel 2001 for Mac』や『PowerPoint 2001 for Mac』などの、いくつかの不具合を修正するアップグレードモジュール。米マイクロソフトでは、必ずしもアップデートする必要はないが、そうする事を推奨するとしている。
修正されるのは、
- 『Word 2001 for Mac SR 1』
- 『Word 4.0』形式で保存されたファイルが適切に扱えなかったのを改善
- リッチテキスト形式で保存して、Windows版の『Word』で開くとデータが破損する問題の修正
- 『Excel 2001 for Mac SR 1』
- ユーザーによって定義されたVBA(Visual Basic for Application)がオーバーフローエラーする問題の修正
- 『Adobe Type Manager』がインストールされている環境で、『Excel 2001 for Mac』が応答しなくなる問題の修正
- 『PowerPoint 2001 for Mac SR 1』
- 書式設定ツールバーをカスタマイズするときに適切に変更されない問題を修正
- 背景を透過色にせず、白色を保持してGIFやPNG形式でエクスポート可能
などとなっている。また、全製品で国際的な言語サポートが改良されているという。
ダウンロードは米マイクロソフトのMacintoshソフト用ウェブサイト“mactopia”から無償で行なえる。対応OSはMac OS 8.1以降、対応機種はPowerPC G3以降のプロセッサー搭載機種。メモリーはMac OS 8.1以降は32MBのメモリーと、1MB以上の仮想メモリー、Mac OS 9.0以降は48MBのメモリーと、1MB以上の仮想メモリーが必要。なお、Mac OS Xの“カーボン”、“ココア”モードには対応していない。
日本語版は、ダウンロードサイト上の表で“Language”欄が“Japanese”となっているファイルをインストールする。なお、日本法人のマイクロソフト(株)も、ウェブサイトからのダウンロードなどの方法で、提供を開始する予定だという。