FSB 266MHz版Athlonに対応し、グラフィック機能を統合したSiS(Silicon Integrated Systems Corp.)製チップセット“SiS730S”。これを搭載した最初のマザーボードとして、ASUSTeK製の「A7S-VM」の販売が先週から始まっているが、今週に入り、延期されていたECS(Elitegroup Computer Systems)の「K7SEM」の販売も始まった。
正真正銘、FSB 266MHzに対応していることを示すマニュアル |
先発の「A7S-VM」が、現在のリビジョンではFSB 200MHzのCPUしかサポートしておらず、AGPスロットもないのに比べ、同梱のマニュアルによると「K7SEM」はきっちりFSB 266MHzに対応しており、しかもAGPスロットも備えているので将来のアップグレードも可能と思われる。待たされた分の価値はある、魅力的な製品といえるだろう。
その他の仕様は以前お伝えしたとおり。MicroATXフォームファクタにAGPスロット1本、PCIスロット2本、AMRスロット1本を備える。10/100base-TXに対応するネットワークコントローラを搭載し、そのコネクタはハーネスを使用してブラケットへ引き出す方式である。またDIMMソケットは2本だが、512MBモジュールに対応し最大メモリ搭載量は1GBとなっている
価格はTSUKUMO eX.で1万2500円、コムサテライト3号店で1万2800円。「A7S-VM」に比べかなり安く設定されている。またソフトアイランド秋葉原店では16日発売予定となっている。
CPUソケットの周りはそこそこ広い、と言ったところ |