バックボーン ルーターメーカーの米Juniper Networksとスウェーデンの通信機器メーカーEricssonは、移動体通信用インターネットルーターを製造販売するジョイントベンチャーを結成する。
Juniper Networksは、インターネットプロバイダー向けの高速ルーター『Mシリーズ』などを手がける企業。『Mシリーズ』は、2001年第4四半期にはIPv6への対応が予定されている。
このジョイントベンチャーでは、Juniperの『Mシリーズ』やルーティングオペレーションシステム『JUNOS』といったインターネットのバックボーンのルーター技術と、携帯電話をはじめとするEricssonの持つモバイル通信技術とを活用するものだという。それによる新製品は、モバイルネットワークとさまざまなIPネットワークの間のデータ通信を設定/管理し、また、モバイル通信業者の移動体管理や認証、通信料課金などをサポートするという。
今回のジョイントベンチャーによって、Juniperは従来の有線ネットワークだけでなく無線ネットワークへも事業を拡大し、Ericssonは音声かデータかを問わず、無線通信に関するすべてのソリューションの提供を目指すことになる。