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GAWIN M-10

GAWIN M-10

2001年02月16日 17時19分更新

文● 内田

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多系統入力を支える高画質変換/表示機能

付属のリモコン。入力切替、チャンネル変更、画質調整など、すべての操作が実行可能だ。

 これらの豊富な対応入力端子からの映像を液晶モニタに美しい品質で出力するため、

  1. テレビやDVDのインターレース映像信号を高密なノンインターレース映像信号にデジタル・プログレッシブスキャン処理により変換し、さらに表示解像度を1024×768/1024×576ドットする「ノンインターレース変換(デジタル拡大補完)」
  2. 映画のようなフィルム映像(=24コマ/秒の静止画の連続)を元にしたテレビ/ビデオ/DVD-Videoのインターレース映像を、「30コマ/秒のノンインターレースの静止画の連続映像」に再変換することで、元ソースを忠実に再現する「デジタルシアター変換」

などといったテレビやビデオ、DVD-Videoの映像の信号変換/表示機能も持つ。さらに、十字キーとボタンの組み合わせで操作する使いやすいリモコン、表示されている映像をワンタッチで「静止」する機能(リモコンで操作)、「ダブルデルタボックス」構造(低音域からの干渉を避けるため密閉マウントされた高音用ツイータ+低音域用の直径4cmのウーファとデルタ型バスレフ)により、小型ながら80Hz~20kHzのワイドな周波数レンジを持つ2wayステレオスピーカを内蔵するなど、操作性や音響への配慮も盛り込まれている。

 価格はオープンプライスで、実売価格は14万円を切る程度と予想される。同じタイプの液晶モニタ「MDT152X」(NEC三菱)や「SDM-N50TV」(ソニー)、「TX-D5L31TN-J」(松下)の実売価格も、2月中旬時点では本機と同水準の価格だ。D4までサポートするD端子を装備する多彩な入力端子類、液晶パネルのクオリティなど、本機の性能の高さはこれらの既存製品を上回るものだ。
単純に「インターフェイスがたくさんついている」から多目的ということではなく、「多目的に利用するための最適化チューンが各所に施された」製品である。画面のサイズが15インチなので、パーフェクトに高性能テレビの代用品になりうるものではないが、PC用モニタ+D4付きテレビがこの価格と設置面積というのは、「引越しを機会にテレビとPCモニタを新調したいけど、部屋の広さに問題が……」というような人にバッチリだろう。



プレイステーション2やDVDプレーヤなど、コンポーネント映像出力端子を持つ機器との接続には、オプション(4000円)のD端子-コンポーネント端子ケーブル「HC200 D端子ケーブル」を使用。なお同じくオプションとして、D端子-D端子ケーブル「HH200 D端子ケーブル」も用意されている(4000円)。
パネルサイズ 15インチ
表示解像度 1024×768ドット
最大輝度 400cd/m2
コントラスト比 400:1
入出力端子 S-VIDEO/コンポジット、D端子×2、PC用アナログRGB、ステレオ音声入力×3、PC用ライン入力×1、外部音声出力×1
サイズ 500(W)×156(D)×372(H)mm
重量 5.5kg
サイズ
(インターフェースボックス)
73.4(W)×200(D)×205(H)mm
重量
(インターフェースボックス)
2.0kg

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