真っ黒なDOS/Vパーツ専門店としてお馴染みのTSUKUMO eX.で、ちょっと変わったテレビのデモ展示が行われている。
製品は「3次元立体映像マルチメディアビジョン」で、サイズは29インチの大画面。一見すると、何の変哲もない普通のテレビだが、ワンプッシュでPCモニターとしてもテレビモニターとしても使えるというもの。よく見るとデモされているテレビの後ろにはPCがセットされており、このテレビが備えるVGA端子(D-sub15ピン)にPCの画像が出力されているようだ(スペックシートによるとテレビは前後にVGA端子を装備)。走査周波数は水平30~40kHz、垂直50~120MHz、表示サイズは540×405mmとなっている。
テレビには3Dグラスがセットになっている |
またこのテレビは、2D映像を3Dに変換する変換器を内蔵しているのが特徴。例えば、Windowsのデスクトップをテレビ画面に表示させ、写真のように“3D OFF”“TRUE 3D”“2D TO 3D”の設定のなかから“2D TO 3D”を選択、3Dグラスについているボタンを押し、セットすることで3D画面として見えるようになるという。操作は、TV/AV切替、PC/VIDEO切替、3D変換ボタン、左/右眼優先選択ボタンなどをフル装備した赤外線リモコンでもできそうだ。
通常のゲームやCS放送、ケーブルテレビ、ビデオなどの映像も3D変換されるため奥行き出、それを大画面で見ることができるという楽しみは広がるだろう。
問題は価格。19万8000円となっており、簡単に購入できる価格ではない。しかし、この製品デモが行われ、その性能を自分の目で確認できるのは、今のところTSUKUMO.eXだけなので、アキバに行ったついでに確かめてみてはどうだろうか?
ちなみに店頭販売は行われず、注文が入った順に発送されるため、納期には1週間ほどかかる。製品の詳細はスリーディ.コムのサイトで確認していただきたい。
【取材協力】