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PowerShot Pro 90IS

PowerShot Pro 90IS

2001年01月25日 13時10分更新

文● 行正

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 キヤノン(株)は、光学式手ぶれ防止装置内蔵のズームレンズを搭載した260万画素デジタルカメラ「PowerShot Pro90IS」を発表、2月上旬にキヤノン販売より発売される。

L字型ボディとバリアングル液晶モニタにより使い勝手は非常によい「PowerShot Pro90IS」。

 PowerShot Pro90ISは、撮像素子に334万画素の1.8インチCCDを搭載する。ただし有効記録画素数は258万画素で、最高1856×1392ドットの撮影が可能。ズームレンズは光学10倍(7~70mm、35mm換算37~370mm)で、絞り値はF2.8~3.5。シャッター速度は8~1/1000秒で、CCD感度はISO50/100/200/400相当。絞りには「虹彩絞り」を搭載することにより自然なボケ味を再現している。デジタルカメラとしての撮影機能は現行機種の「PowerShot G1」とほぼ同等だが、G1では長時間露光モード時にのみ動作したCCDノイズ除去機能が全ての撮影時に動作する。本体後部に装備する液晶モニタはG1同様にバリアングル方式を採用し、液晶面を内側にして格納することもできるほか、上向き/下向きなどさまざまな角度にセットできる。ビューファインダは光学式ではなく、内部に液晶を装備するタイプで、メニュー操作時などに液晶モニタと同様に利用可能だ。
 撮影モードはG1とほぼ同じで、プログラムAE/シャッター速度優先AE/絞り優先AE、/マニュアル露出/AEロック/AEB(露出を変えて3回撮影する)などが可能。解像度は、静止画で1856×1392ドット、1024×768ドット、640×480ドットの3種類で、さらに各解像度ごとに圧縮率によりスーパーファイン/ファイン/ノーマルの3つのモードがある。また、最高画質モードにはCCDからのデータを直接書き込むRAWモードを備え、画質劣化のない画像データをPC側で利用することができる。動画の場合は320×240ドットの解像度を15枚/秒,30秒まで記録可能。インターフェイスはUSBで、PCとの接続には「PC接続キット」(9000円)が必要。
 記録メディアはCFメモリを採用し、CFスロット(TypeII)を備える。標準で16MBメディアが1枚付属する。バッテリは専用リチウムイオン充電池を採用し、フル充電で約200枚の撮影が可能。本体サイズは126.5(W)×83.9(D)×139.1(H)mm,重量は約680g。製品にはバッテリパック、充電器、16MB CF、ワイヤレスリモコンなどが付属し、価格は16万円。
 この製品に関しては、近日レビューを掲載する予定。

キヤノン販売(株)
問い合わせ先 0570-01-9000

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