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KT7A-RAID/KT7A/VH6-II

KT7A-RAID/KT7A/VH6-II

2001年01月11日 14時55分更新

文● 佐久間

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 (株)バーテックスリンクは、台湾AbitのAthlon/Duron対応マザーボード2モデルを1月12日より、PentiumIII/Celeron対応マザーボード1モデルを1月19日より発売する。いずれも、最高転送速度100MB/秒のUltraATA/100インターフェイスをオンボードに搭載してるのが特徴。

こちらはRAIDコントローラ未搭載の「KT7A」。KT7A-RAIDでは、右上のパターンにRAID0/1/0+1対応のIDE端子が2つ追加されるが、ほかは共通だ。拡張スロットは、AGP×1、PCI×5、PCI/ISA×1の7本。

 Athlon/Duron対応の「KT7A-RAID」「KT7A」は、2000年8月に同社が発売した「KT7-RAID」「KT7」の上位モデルにあたり、チップセットにFSB200/266MHz対応のApollo KT133A(VT8363A+VT82C686B)を搭載。メモリはPC100/PC133のECC付きSDRAMに対応し、3本のDIMMソケットで最大1.5GBまで搭載可能。Abit独自の「SOFT MENU III」を搭載し、FSB設定クロックを100~155MHz(1MHz単位)で、PCIバスクロックはFSB設定クロックにかかわらず+0~+28MHz(1MHz単位)で変更が可能。CPUコア電圧は1.10~1.85V(0.025V単位)まで、I/O電圧も3.2~3.9V(0.1V単位)まで設定できる。さらに、電源供給や発熱の増加に対応するため、6個の3フューズレギュレータとNorthBridge専用ファンを搭載する(なお、標準設定以外へ変更した場合は動作保証対象外)。
 さらにKT7A-RAIDは、High Point製RAIDコントローラチップ「HTP370」を搭載、最大4台のUltraATA/100対応HDDを接続して、RAID 0(高速化を図るストライピング)/RAID 1(2台のHDDに同じデータを記録し安全性を高めるミラーリング)/RAID 0+1(ストライピングとミラーリングの組み合わせ)の3タイプのRAID構成が実現可能。オンボードのIDE端子にも4台(こちらはRAID構成不可)と合わせて8台のIDE機器を搭載できる。

Apollo Pro133A&686B搭載の「VH6-II」。メモリソケットはKT7Aと同じくPC100/PC133対応のSDRAM×3で、最大1.5GBまで搭載可能。拡張スロットはAGP×1、AMR×1、PCI×4、PCI/ISA×1の7本。

 PentiumIII/Celeron対応の「VH6-II」は、2000年6月に発売された「VH6」の上位モデルで、チップセットにFSB66/100/133MHz対応のApollo Pro133A(VT82C694X+VT82C686B)を搭載するSocket370搭載のATXマザーボード。KT7Aと同様、SouthBridgeのVT82C686BによりUltraATA/100対応のIDE端子2つ、合計4台までのIDE機器を接続できる。こちらも、SOFT MENU IIIを搭載し、FSBは66~200MHz(1MHz単位) 、CPUコア電圧は1.3~3.5V(0.05V単位)、PCI/FSBのクロック比は1/2、1/3、1/4の3通りが選択可能となっている。また、KT7Aシリーズとは異なり、AC'97オーディオコーデックがオンボードに搭載され、ゲームポートを標準装備している。

 価格はいずれもオープンプライスで、店頭での予想実売価格はKT7A-RAIDが2万2000円前後、KT7Aが1万8000円前後、VH6-IIが1万3000円前後と見られる。

(株)バーテックスリンク
問い合わせ先 PCプラットフォーム製品主管部 03-5259-5129

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