低消費電力CPU『Crusoe』で一躍有名になった米トランスメタ社はCESの自社ブースで各社のCrusoe搭載機種を一挙に展示した。技術に関するプレゼンテーションは特に目新しいものはなかったが、来場者の関心は高く、毎回満席の人気だった。
トランスメタブースで行なわれたプレゼンテーションの様子。演台の中央にあるガラス製のトロフィーがInnovations 2001の受賞の証 |
今回、2001 International CESを主催するCEAが、CESに出展する製品の中から特に優れた製品に与える“Innovations 2001”のComputer Hardware and Softwareカテゴリーにおいて、同社のCrusoeプロセッサーがBest of Showを受賞し、ブースにはそのトロフィーが誇らしげにかざられていた。
飛行機の機内に見立てたブースの一角では、日本各社のモバイルノートが展示されていた |
カシオ製のCrusoe搭載“FIVA” |
またブースには日本電気(株)、富士通(株)、カシオ計算機(株)、ソニー(株)、(株)日立製作所の、日本の各社が発表しているモバイルノートPCが勢揃いしたが、それを上回る数の展示があったのが家庭向けのインターネットアプライアンス製品。さらにトランスメタのプレゼンテーションでは、Crusoeは家庭におけるインターネットゲートウェイ製品向けに最適であるという説明も行なわれていた。トランスメタとしては、ノートPCで知名度を上げ、数の期待できるアプライアンス市場での売り上げを狙うという戦略をとっているのだ。
米ゲートウェイ社が開発したインターネットアプライアンス端末“Connected Touch Pad” |
台湾のFIC社製のアプライアンス端末 |
韓国のSewoo Infomation & Technology社の『SMP-3000』。Windows 98/2000/CE、Mobile LinuxとマルチOS対応だ |
トランスメタのプレゼンテーションで説明された、将来の家庭におけるネットワーク。トランスメタはワイヤレスインターネット端末と、セットトップボックスを狙う |
トランスメタのプレゼンテーションに参加した人に配布された、Crusoeロゴ入りマルチツール。今週のアンケート用のプレゼントの1つとして確保しました。ぜひアンケートにご協力ください |