(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは5日、同社のPHSを利用した音楽配信サービス“M-stage music(エムステージ・ミュージック)”の開始について、同日、郵政大臣へ届出を行なったと発表した。
サービスの開始は15日で、サービスエリアはPHSの64K/32Kの提供エリアとなる(インターネット接続サービスには同社の“mopera”を利用)。サービスの利用料金は、PHSの基本使用料のほか、M-stage music 付加機能使用料として月額200円(5月31日まで無料)、PHS通信料として毎分15円。さらに、有料情報の場合、コンテンツごとに設定された料金が情報料として必要となる(月額累計利用限度額は3万円。なお、30~40秒のストリーミングによる試聴は無料)。
“M-stage music(エムステージ・ミュージック)”のロゴマーク |
利用するPHS端末は64Kに対応した『Picwalk P711m(ピックウォークP711m)』で、音楽配信方式は、EMDLB方式準拠/AAC圧縮。記録媒体には、SDメモリーカードを利用する。端末の価格はオープン。
256色カラー液晶ディスプレーを搭載し、楽曲再生/曲順変更機能を備える『Picwalk P711m』 |
コンテンツを提供するのは、(株)アストロノーツスター、エイベックス(株)、(株)ギザ、(株)徳間ジャパンコミュニケーションズ、日本クラウン(株)、パイオニアLDC(株)、(株)バップ、(有)ビッグフィッシュネットワーク、(株)フェイスレコーズ、(株)プライエイド・レコーズ、(株)ポニーキャニオン、(株)ミディ、(株)ミュージック・シーオー・ジェーピー、ヤマハ(株)、(株)ラストラムコーポレーションの15社。
サービス開始の時点で、フルダウンロード約450曲、ストリーミングのみ約70曲を提供予定という。
なお、サービスの名称“M-stage music”は、“M”がMultimedia/Mobile/Musicなどの頭文字、“stage”が次なるドコモのサービスステージへという期待感、“music”が音楽を表わすという。