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おかずのワンダーランド「かんだ食堂」

2000年12月23日 02時09分更新

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250円でお米の宇宙に旅立ってみよう!

みんなーっ、アキバでめし食ってるかーっ!
(おーっ!)
ということで、いつのまにか肩書きがコラムニストに昇格してたライターの矢部です。
大反響アーンド大応援、ホントにありがとうございます。でも、なんか某ウェブサイトが同じ取材(おでん缶)をカマしてきて戦争の火種になってると思い込んでいる人もいるようで、正直いってビビってます。オレ、ただ、めし食ってリポートしてるだけなのに、なんでそーなるかな~。

現在の「かんだ食堂」。T-ZONEミナミとTSUKUMO eX.の間の道を公共駐車場方面へ入ったところにある

 さて、今回みなさまをエスコートいたしますのは「名前と場所は知ってるけど、入ったことがない」アキバの店ナンバーワンとひそかにささやかれている『かんだ食堂』でございます。まずロケーションだけど、T-ZONEミナミとTSUKUMO eX.(ツクモ イーエックス)のあいだの小道、ちょうど秋葉原の公共駐車場の出入り口前にある、黄色いひさしテントの定食屋さんのこと。老舗っていうか、めっちゃ古びた感じのうえ、ワリと年配のお客が多いせいで、思わず素通りしてしまうヤング(死語)も少なくなかったりする。
 しかし、一歩足を踏み入れてみれば、そこはおかずのワンダーランド。炒め物(野菜炒めなど)、揚げ物(トンカツなど)、焼き魚、どんぶり(玉子丼など)、一品料理(納豆や煮物など)と20種類以上もメニューがあり、それぞれ単品・定食として注文できるようになっているのである。……と、ここまでは普通の定食屋とあまり変わらないんだけど、かんだ食堂がかんだ食堂たる所以、最大の特徴は【カウンターの上にズラッと並んだおかずを自分で勝手にセレクトできる】ってこと。
 お腹が減りすぎて、街を歩く太ったホモ・サピエンスが放し飼いの薩摩の黒豚にみえてくるテンションなら、おかず3品とめし(大盛)+カルビ丼。「小腹すいたけどパンはいや~ん」って感じなら、味噌汁とめし(小)って具合に、己の食欲と財布の中身にあわせてカスタマイズできるのが、いかにも“自作パソコン的でグー”なのである。(←強引)
 しかし、この好きなものを選ぶシステムって、飲食業界では俗に「関西式」って呼んでるものなんですね(酒飲みには名古屋の「大甚」スタイルといえば、ピンとくるハズ)。100円を「しゃくえん」としか発音できないモノホンの東京っ子が多く住む神田エリアのド真ん中で、こんな関西式の商売をしてて大丈夫なんだろうか?



コレがかんだ食堂の白飯だっ! ためしに重さを量ってみたら、(小)が250g、(並)が500g、(大盛り)にいたっては1Kg(!)とすさまじいボリューム。マジで250円で白米の宇宙が見えます

 そして、もうひとつ気になるのは、ごはんの量の多さ。かんだ食堂ではおかずを選ぶと自動的にお茶、ごはん(並)、味噌汁が運ばれてくるのだが、思わず「おばちゃん、このごはん大盛りだよ!」と叫んでしまうほどたっぷり盛られているのである。そんな感じなので、大盛り(並より50円アップの250円)を注文するときは命がけだ。胃袋が2つあるといわれた私ですら、食べても食べても丼の底が見えないエンドレス・コシヒカリに悪戦苦闘。あたかも北海道名物「いかごはん」のごとく、胃袋にぎっしり米粒が詰まった状態になり、消化に丸一昼夜かかったほどのボリュームなのだ。なんでこんなにメシが多いのよ?
てなわけで、今回はかんだ食堂の店主・浅沼さんにレッツ☆インタビュー!!
……君も250円でお米の宇宙に旅立ってみないか?



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