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Seagateの最新IDE HDD「Barracuda ATA III(ST340824A)」。 |
しばらく沈静化していたIDE HDDの高速化バトルだが、この12月にはいって、UltraATA/100対応、回転速度は7200rpm、1枚あたり20GB容量のプラッタ……といったスペックを持った製品が各社から続々と登場し、一気に活性化してきた。なかでも、最大内部転送速度が500Mbpsとなっているなど高いスペックから性能が注目されるSeagate「Barracuda ATA III」を入手できたので、取り急ぎベンチマーク結果をお届けしよう。すでに市場を賑わせているQuantum「Fireball Plus AS」やMaxtor「DiamondMax Plus 60」などの結果も掲載しているので参考にしてほしい。
今回はTCD Labs製「HD Tach 2.61」の結果のみを掲載するが、ここでは期待通りの素晴らしいパフォーマンスを披露している。特にBarracuda ATA IIIは、シーケンシャルリードのピーク転送速度では40MB/秒を超え、アベレージでも約39MB/秒、シーケンシャルライトの性能でもIDE HDD中No.1と言える数値を叩き出した。旧SUPER ASCII誌時代からお馴染みのASCII Lab.製ディスクベンチマークの結果や、競合製品との詳しい比較や分析は追ってレビューで掲載する予定だ。
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TCD Labs製「Hd Tach 2.61」のベンチマーク結果表示画面(Barracuda ATA III) |
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TCD Labs製「HD Tach 2.61」によるシーケンシャルアクセス結果の性能比較。 |
メーカー |
Seagate |
Quantum |
Maxtor |
製品名 |
Barracuda ATAIII |
FireballPlus AS |
DiamondMax Plus60 |
回転速度 |
7200rpm |
7200rpm |
7200rpm |
平均シークタイム |
8.9ms(※1) |
8.5ms |
8.7ms |
最大内部転送速度 |
500Mbps |
非公開 |
456Mbps |
バッファサイズ |
2MB |
2MB |
2MB |
容量 |
10.2/20.5/30/40GB |
10.2/20.5/30/40/60GB |
10.2/20.4/30.7/40.9/60.5GB |
プラッタ1枚あたりの容量 |
20.5GB |
20.5GB |
20.4GB |
※1 12月21日訂正。2000年9月の発表資料では8.5msでしたが、量産後の正式スペックは8.9msとなりました。
SeagateのWebサイト(http://www.seagate.com/)