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コニカとミノルタ、次世代トナーの合併事業を開始

2000年12月05日 15時35分更新

文● 編集部

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コニカ(株)とミノルタ(株)は4日、4月24日付で基本合意した情報機器事業における業務提携に関し、次世代のトナーである“重合トナー”の合弁事業について、合弁会社“株式会社コニカミノルタサプライズ”を発足し、同日より事業を開始すると発表した。

重合トナー:従来型の“粉砕法”とは異なる、粒の形状を均一にできる次世代トナー。カラー・デジタル機器に適し、画質の向上とコストダウンが可能となる。また、省エネルギーや排ガス低減等環境対応に優れている。

4月24日付の基本合意では、両社での技術協力により製品開発スピードを早め、複写機やプリンターに関するハードウェア・ソフトウェアの基幹部分の共通化や、トナーなどの消耗品分野の生産合弁会社の実現で合意している。今回の発表は、これに基づいて“重合トナー”に関する合弁事業を開始するというもの。

合弁会社は、コニカの100%出資会社である(株)コニカサプライズを母体とし、ミノルタが資本参加(25%)する形で行なう。これにより消耗品事業の一層の強化を図る。コニカの“重合トナー”技術を基盤に、両社の開発した“重合トナー”を早期に低コストで量産化し、事業規模を拡大するとともに、市場地位および収益性の向上を目指すという。生産した“重合トナー”はコニカ、ミノルタ両社で販売する。なお、“粉砕トナー”や“感光体(ドラム)”のビジネスは、従来どおり両社が個々に運営する。

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