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TSMC、ICプロトタイピングサービスの処理能力を増強

2000年10月24日 15時41分更新

文● 編集部

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ティーエスエムシージャパン(株)の23日付けの報道資料によると、台湾のTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(以下TSMC)は20日(現地時間)、ICプロトタイピングサービス“CyberShuttle”(サイバーシャトル)の2001年上半期に扱うプロトタイプ数を、前年同期比で約2倍にすると発表した。これは、2000年上半期に33シャトルで約100のプロトタイプを扱ったのを、2001年上半期に70シャトルで約200のプロトタイプを扱うというもの。

同社は、自社で生産設備を持たないファブレス企業から半導体の生産委託を受ける“ファンドリー企業”。CyberShuttleは、IC設計者へ試験用チップ(プロトタイプ)を提供するICプロトタイピングサービスで、マスクを共有することにより多種類のプロトタイプを1つのシリコンウエハー(シャトル)に混載できるという。0.18/0.15/0.13μmプロセス技術にも対応するため、少量のウエハーでプロトタイプを生産でき、低コストで設計回路の検証作業を行なえるという。同社では、2001年の上半期に生産するプロトタイプのうち30%は0.13μmプロセス技術を、20%は0.15μmプロセス技術を用いるとしている。

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