日本電気(株)は17日、CPUに米トランスメタ社のTM5600-600MHz(Crusoe)、10.4インチの反射型カラーTFT液晶を搭載し、最長で11時間の連続駆動が可能なノートパソコン『LaVie MX』を発表した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は20万円台半ばで、10月中旬に出荷予定。
『LaVie MX LX60T/51EC』 |
LaVie MXは、トランスメタの低消費電力CPU TM5600-600MHz、10.4インチの800×600ドット反射型カラーTFT液晶を搭載している。LaVie Mから液晶を反射型に変えたことでできた液晶ディスプレーと天版の隙間(※1)に薄型のリチウムポリマー充電池を敷き詰めてセカンドバッテリー(取り外し不可)とし、標準のリチウムイオン充電池とあわせて、最長11時間の駆動を可能としている。
※1 反射型液晶デバイスでは、通常の液晶デバイスにあるバックライト部分が無いため、通常のものよりも薄くなっている。LANインターフェース、モデムとあわせて、携帯電話やPHSに接続するためのインターフェースを内蔵しており、オプションのケーブルを用意するだけでPDC、DoPa、PIAFS2.0/2.1、cdmaOneなどでデータ通信が利用できる。OSはWindows 2000で、Office 2000 Personalがプレインストールされる。
主な仕様は以下の通り。
CPU | TM5600-600MHz |
1次キャッシュ/2次キャッシュ | 128KB/256KB |
チップセット | 台湾エイサーラボラトリー社製ALi M1535 |
ディスプレー | 10.4インチ800×600ドット反射型カラーTFT液晶(ライトなし) |
グラフィックチップ | カナダATIテクノロジーズ社製Rage Mobility-M(ビデオメモリー4MB) |
メモリー | 128MB(PC100、最大256MB) |
HDD | 20GB(UltraATA/33) |
インターフェース | 100BASE-TX、USB×2、56kbpsファクスモデム(K56flex、V.90対応)、外部ディスプレー、IrDA1.1(4Mbps)、PCカードスロット(Type II) |
CD-ROMドライブ | 最大6倍速CD-ROMドライブ外付け |
サイズ/重さ | 幅264×奥行き211×高さ27mm/約1.37kg |
バッテリー充電時間/駆動時間 | 4.6時間/約8~11時間 |
そのほか | FDDは付属しない |