ソニー(株)は、DVDオーサリングシステム『DVA-1100』を3月に発売する。同システムは、ソニー独自の圧縮アルゴリズム、スーパーバイザー(管理)機能搭載による高画質化、作業効率の向上を可能にしているという。
DVDオーサリングシステム『DVA-1100』 |
基本システム構成は、ビデオエンコーダユニットの『DVA-1100』、オーディオエンコーダインターフェースボード『DVA-A1100』、サブピクチャーエンコーダボード/デコーダボード『DV-P1100』、DVDオーサリング9ピンインターフェースカード『DVA-R1100』、エミュレーターユニット『DVA-M1100』、エミュレーターコントロールユニット『DVA-MC1100』、オーサリングソフト『DZA-1100』。価格は約2000万円から。
1台のパソコン、および並行処理により複数のパソコンによる構成も可能だ。また、スーパーバイザー機能を搭載することにより、複数のタイトルを同時にオーサリングすることができ、生産性の向上が追求されたという。
'99年度の出荷目標は100台。現在、市場には累計500台のDVDオーサリングシステムが普及しているというが、同システムの投入によりDVDソフトの増加、さらにはDVD市場の活性化を狙うという。
なお、ソニー系列の米ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのDVD部門で同システムのテスト評価を受けており、現場の要望である、高画質、操作性、生産性を備えた製品であるとしている。