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日本サン、『Java 2プラットフォーム』の国際化環境について詳細を発表

1999年01月20日 00時00分更新

文● 報道局 山本誠志

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 日本サン・マイクロシステムズ(株)は、アップルコンピュータ(株)、オムロンソフトウェア(株)、(株)ジャストシステム、日本アイ・ビー・エム(株)、富士通(株)、以上5社の協力を得て『Java 2プラットフォーム』の国際化環境の仕様を策定した。

 『Java 2プラットフォーム』はもともとJDK 1.2と呼ばれていたもの。従来のJDK 1.1で日本語環境を整えるためには、別途『JDK Japanese Supplement』を追加する必要があったが、このJava 2では最初から日本語環境が含まれていることが特徴。

 プラットフォームに依存せずに日本語や中国語など複数の言語を表示/印刷するための『Java 2D API』、複数の言語の入力/変換を実現する『Input Method Framework』、プラットフォームによらず同じインターフェースを提供する『Java Look & Feel』などが、Java 2の新機能として挙げられる。

 また、ブラウザー標準のJava VMを新しい実行環境(たとえばサンが用意したもの)と置き換える『Java Plug-in』と呼ばれる機能も付け加わった。使用するブラウザ―によっては、Java実行の実態が異なることがあったが、『Java Plug-in』を利用することで、異なった複数のブラウザ―が混在するイントラネット環境などでも、Javaの実行環境を統一できるメリットがある。

 なお『Java 2プラットフォーム』は、Windows 95/98、Windows NT 4.0、日本語版Solarisなどで動作確認済みだという。

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