カナダのATIテクノロジーズ社は、2D/3Dグラフィックアクセラレーターチップの新製品『RAGE
XL』および『RAGE XC』を発表した。
両製品とも0.25μmプロセスで製造され、AGP×2対応、4KBのテクスチャーキャッシュを内蔵。メモリーインターフェースが128bitと32bitのものがあり、128bit対応は125MHzのSDRAM/SGRAMを、それぞれ4/8MB搭載可能。32bit対応のものは、150MHzのSDRAM/SGRAMをサポートする。
RAGE XLは、パソコンからディスプレーへデジタル/アナログ変換なしに直接データを送信できる“Transmission
Minimized Differential Signaling(TMDS)トランスミッター”を搭載。1280×1024のTFT液晶ディスプレーをサポートするほか、Ratiometric
expansion技術により、さまざまなスクリーンサイズに合わせてイメージを調整できるという。
RAGE XCは208PQFPパッケージで、RAGE XLは256ピンBGAパッケージで利用可能。現在サンプル出荷が開始されており、3月に量産開始予定。1万個ロット時の単価は、RAGE
XLが24ドル(約2700円)、XCが18ドル(約2000円)。