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【CESリポートVol.6】ユニークなスモコンたち―Windows CEやpalmだけじゃない―

1999年01月11日 00時00分更新

文● 報道局 佐々木千之

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文字認識ができて99ドル! Royal社の『daVinci』

見れば見るほど3comのpalmシリーズによく似ている『daVinci』。手前の折り畳み式キーボードはケーブルで本体と接続されている。 見れば見るほど3comのpalmシリーズによく似ている『daVinci』。手前の折り畳み式キーボードはケーブルで本体と接続されている。


 単純な機能(住所録や電話帳、スケジューラー)を持つ、電子手帳(アメリカ式にいうとパーソナル・オーガナイザー)クラスの製品はいくつも出展されていたが、今回目を引いたのは米Royal社(かのオリベッティ社の関連企業らしい)の『daVinci』一見して誰もが思うのは、3com社のpalmシリーズのそっくりさんということだろう。

 しかし、これがなかなかあなどれない製品だ。160×160ドットのバックライト付き液晶タッチスクリーンに、手書き認識用のパッド(文字と数字用で場所が分かれているところもpalmによく似ている)、パソコンとシリアル経由で接続するためのクレードルはもちろん、スタイラスペンは3本も付属するし、電話帳、スケジューラー、メモ帳、ToDoメモ、手書きメモ、時計、電卓と一通りの機能を備えている。メモリーは256kBと少ないが、なにしろ値段が99.99ドルなのだ。

 上位機種のdaVinci PROになると、メモリーが2MBになり、E-mailとファクスソフトウェアが内蔵になって、クレードルもPCカードスロット付きのものになる。このPCカードスロットにPCカードモデムを刺せば、どこでも通信できるというわけだ(クレードルには電池を内蔵できる)。こちらの値段も149ドルとお買い得。

 daVinci、daVinci PRO共通オプションとして、折り畳み式の小型キーボードまで用意されている。値段も29ドルとこれまた安い。さらにdaVinciの新型が3月に予定されておりメモリがPROと同じ2MBになるという。しかも値段は99.99ドルに据え置きなのだ。いろいろ改良されるようだが、詳しくは教えてもらえなかったのは残念。

・Royal社のdaVinciのページ
 http://www.royal.com/davinci/index.html


あの『PSION 5』の兄弟製品『Osaris』



 英PSION社の『PSION 5』という製品をご存じだろうか? EPOC32というOSを搭載したスモコンで、開くとキーボードがせり出すというギミックのついた製品だ。今はpalmやWindows CE製品に押されて影が薄くなってしまったが、動作もきびきびと速い印象がある(以前日本語化も進めているというアナウンスがあったのだが、その後どうなっただろうか)。

 そのPSION 5と同じEPOC 32を搭載し、ほぼ同じキーボード(せり出すギミックはないが)を搭載した『Osaris』という製品が、米Oregon Scientific社(電卓やパーソナルオーガナイザー、電波時計などのメーカー)のブースで展示されていた。残念ながら担当者がおらず、詳しい話は聞けなかったが、本家PSION 5同様コンパクトフラッシュスロットを備え、メモリーは4/8/16MBの3モデルがあり、価格は249ドルから379ドル(リテールプライス)だという。廉価版のPSION 5といった雰囲気の製品だ。

・米Oregon Scientific社
 http://www.oregonscientific.com/

シャープの音響カプラ付きメール端末『TelMail』

なんと本体の裏側に、電話の受話器に押し当てて使う音響カプラが!
なんと本体の裏側に、電話の受話器に押し当てて使う音響カプラが!


送受信は閉じた状態で受話器にセットし、ふたに付いているボタンを押すだけ。ボタンの周りについているLEDで、送受信状態や、メールの着信がわかる。
送受信は閉じた状態で受話器にセットし、ふたに付いているボタンを押すだけ。ボタンの周りについているLEDで、送受信状態や、メールの着信がわかる。


 米シャープ社からは、電話機さえあればどこでもメールが送受信できるという、音響カプラを内蔵したメール端末『TelMail TM-20』が登場。さしずめ、アメリカ版ポケットボードといえるかもしれない。

 TelMailは40文字×8行(欧文のみ)の液晶ディスプレー、512kBのメモリー(ユーザーエリアは384kB)、タッチタイプの可能な大型キーボード、パソコンと通信するためのシリアルポートを備える。インターネットに接続してPOP3を利用したメールのやりとりができるほか、ファクスの送信も可能。スケジューラーやメモ帳、アドレス帳の機能ももちろん備えている。価格は149ドルとお手頃だ。内蔵の音響カプラは、デジタルセルラー電話をのぞく、世界中のほとんどの電話機で利用できるという。

 さらに、月々9.95ドルで電子メールが使い放題という、米PocketScience社の“PocketMail”サービスに対応している。このサービスは800番通話(いわゆるフリーダイヤル)を利用するので、アメリカ国内なら通話料さえかからないという、すぐれたサービスだ。10円メールと違いメールアドレスも“your_name@pocketmail.com”というようにわかりやすい。日本でもこんなサービスが始まらないだろうか。

・米シャープのTelMailのページ 
 http://www.sharp-usa.com/products/telmail/

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