カナダの大手ソフトメーカーであるコーレルは、同社のワープロソフト『WordPerfect
8』のLinux対応版となる『Corel WordPerfect 8 for Linux Personal Edition』を、17日(現地時間)から無償でダウンロードできるようにすると発表した。
同社では10月23日、米アトランタで開催されたtomorrow's Linux Expoにて、Linux対応のWordPerfect
8が11月にもダウンロードできるようになると発表。それ以降、同社のサイトにおいて同ソフトの事前オーダーを受け付けている。
同ソフトはまず、アーカイブサイトのDOWNLOAD.COMで17日から入手できるようになる予定。以後、22日からはさまざまなアーカイブサイトでダウンロードできるようになる。今回配布されるバージョンは90日間の期間限定版だが、ユーザー登録を行なうことで90日を超えても利用できるようになる。
同社ではパッケージ版の事前オーダーも受け付けており、'99年前半の発売を予定している。パッケージにはマニュアルのほか、『Netscape
Navigator 3.02』、5000点以上のクリップアート、130種類のフォント、X
Windowのオンラインユーザーガイドなどが収録される。予価は69.95ドル。同社のオフィススイート『Corel
Office 2000 』も、'99年春の発売を予定しているという。
今回のWordPerfect 8 for Linuxは、パソコン用の有名ワープロソフトとしては初めてのLinux対応版となる。ファイルの入出力は、Windows版のWordPerfect
8に対応している。