米サン・マイクロシステムズ社は8日(現地時間)、米ニューヨークで開催中のJavaビジネス・エクスポにおいて、Javaの新バージョンにあたる『Java2』の発表を行なった。これは、『Java
Development Kit 1.2』という名称で4日に紹介されていたもの。
同社によれば、Java2は既存のJavaプラットフォームを完全に置き換えるものになるという。なお、Java2は発表と同時に、同社のホームページからダウンロードできるようになった。
Java2で新たに追加されたフィーチャーとしては、多国語のサポート、新たなJavaバーチャルマシン、SQL3に対応したデータベース・コネクティビティー、新たなクラスライブラリー、強化されたセキュリティーモデルなどが挙げられる。
多国語のサポートについては、日本語・中国語・韓国語用のインプットメソッド(IM)の枠組みが提供される。また日本語・アラビア語・ヘブライ語などの表示をサポートする2次元APIセットも装備される。
Javaバーチャルマシンは、ウェブブラウザー用のJavaプラグインと完全互換性を保ち、既存のプラットフォーム上でダウンロードし動作させることが可能。
今回の発表を受け、米ノベル社や米ヒューレット・パッカード社などJavaを採用している各ベンダーは、一応にJava2のサポートを表明している。