(株)シマンテックは、FAXソフト『WinFax Pro9.0』の日本語版を、'99年1月22日に発売する、と発表した。同ソフトは、欧米ではすでに発売されているものだが、旧バージョンも含め、日本での発売は、今回が初めてになるという。
『WinFax Pro9.0』 |
同ソフトの基本機能は、『WinFax SE(Standard Edition)』として、すでにマイクロソフト(株)の『Office
97』に搭載されていることもあり、『Word』、『Excel』などとの連携機能が強化されている。『Word』、『Excel』で文書を作成後、メニューの中から“WinFax”を選択すれば、そのまま『WinFax』がたちあがり、FAX送信が行なえる。
また、電子メール管理ソフトの『Outlook』とも統合されているため、電子メールとFAXの管理が同時に行なえる。
FAXの送信画面。サムネイル表示により、内容が確認できる |
『Outlook』と連携しているため、電子メールとFAXの管理が同時に行なえる |
同社の成田明彦社長は、「これだけ電子メールが普及していても、FAXはまだまだ使われており、今後も使い続けられるだろう、というのがビジネスの現場の実態である。また、『WinFax』は、FAXソフトではアメリカで90パーセントのシェアをとっており、ワールドワイドに展開している企業から、日本語版のへの引き合いも多かった」と、同ソフトの日本語版発売の経緯を説明した。
同ソフトは、Windows 95/98 /NT4.0に対応。モデムは1つのパソコンに最大2台接続可能で、2台の同時使用も可能。また、モデムが接続されたパソコンをホストマシンにして、グループでFAXモデムや電話回線を送受信できる。
価格は1万4800円。また、マイクロソフト(株)の『Office 97』に搭載されている『WinFax
SE』からのアップグレードや、他社製品からの乗り換え用の優待版は価格7500円。このほか5ユーザーライセンスパックが5万7720円など。
また、同ソフトのβ版を使用して、ユニークなFAX活用事例を同社に送付するコンテストも開催する予定があるという。コンテストの優秀者には、ソニー(株)のノートパソコン『VAIO
C1』が賞品となる(詳細は同社ホームページにて告知する予定)。