ソード(株)は、'99年1月1日に社名変更を行ない、『東芝パソコンシステム株式会社』となる。同社は'70年の創立で、資本金は4億9000万円('97年11月現在)。'85年に(株)東芝と資本提携を行ない、東芝製パソコンの販売、製造について連携してきた。
両社は'96年夏に、連携強化を含めた総合的な戦略を研究するプロジェクトを発足させた。その過程で、社名変更によって提携強化を市場にアピールしようという方針が決まったのだという(ソード取締役総務部長・久米克一氏)。
このプランに基づき、東芝はソード株の集約を開始。プロジェクト発足時点で50.7パーセントだった持ち株比率は'98年11月時点で、95.14パーセントに達した。今回の社名変更を機に、両社はさらに連携を強化する方針。
当面は、新たに製品ラインナップを拡充することはない。また、ソードが提供してきた製品は引き続いて販売する。ソードのオリジナルブランドについては、特注品やOEMメーカー向けにノーブランドもしくは新社名の頭文字をとった“TOPS”ブランドとして提供を続けるとしている。東芝製のパソコンおよびネットワークシステムの販売や、UNIXシステムおよび周辺機器の販売、システム提案から保守サービスまで、一貫したサービスサポートを行なう。