開催中の“COMDEX/Fall'98”において、米マイクロソフト社は、17日(現地時間)夜、プレス向けに『Office
2000』を紹介するパーティー“Office 2000 Road Trip in Las Vegas
”を開催した。
ハーレーダビッドソンが吊り下げられた“Harley-Davidson Cafe” |
パーティー会場は、ラスベガスにある“Harley-Davidson Cafe”で、同社のゼネラル・マネージャーSteven
Sinofsky(スティーブン・シノフスキー)氏が、『Office 2000』の開発の過程などを紹介した。
Steven Sinofsky『Office 2000』ビジネス・プロダクツ・ゼネラル・マネージャー |
'99年第3四半期に発売を予定している『Office 2000』では、多くの企業がユーザーとして開発に参加し、その成果が反映されたものになるという。今回のプレゼンテーションに登場したのは、米Johnson
& Johnson社と米ヒューレット・パッカード社の担当者。彼らは、実際に米マイクロソフト社の開発チームの一員として開発に参加。製品に対して批評や意見を述べるだけではなく、設計やデザインに関する段階から、ユーザーとしての要望を提案したという。
米Johnson & Johnson社は、「我々が開発に関わったことによる最大の功績は、企業ユーザーが『Office
2000』を導入し維持していくためのコストを低く維持できるようになったこと」とのコメントを発表。また、米ヒューレット・パッカード社も、「ユーザーがこれまで使用してきたツールに大きな変更を加えることなく、『Office
2000』を導入することが可能になった」と語っている。
真ん中のパレットを使用すると、8つのテキストや画像のコピーなどができる |
また、『Office 2000』のデモンストレーションも行なわれた。プログラムに必要なファイルを削除してしまっても、自動的にそのファイルを修復する機能、1度に8つのテキストや画像などをコピーしたり、カット&ペーストする機能、『Word』で作成した文書をフォルダーに入れると自動的にHTML形式にファイル変換する機能などが紹介された。
「どうだ、これなら文句ないだろう」といわんばかりのデモンストレーション |
内容的には、15日に行なわれたビル・ゲイツ氏の基調講演と同じであったが、自動的にHTML形式に変換されたファイルは、Internet
Explorerだけでなく、Netscape Navigatorでも表示できることを証明するおまけ付きだった。
また、パーティー参加者には、『Office 2000』β2のCD-ROM、ロゴ入りTシャツ、そして、ミニカーがプレゼントされた。