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米イーエックスイーテクノロジーズ社、日本法人を設立

1998年11月10日 00時00分更新

文● 報道局 桑本美鈴

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 米イーエックスイーテクノロジーズ社は、日本法人イーエックスイーテクノロジーズ(株)を7月22日に設立し、本日より国内で本格的な営業活動を開始することを発表した。これに伴い、米イーエックスイーテクノロジーズ社の社長兼CEOであるRaymond Hood(レイモンド・フッド)氏が来日、記者会見を行なった。

 イーエックスイーテクノロジーズ(株)の代表取締役社長には津村謙一氏が就任しており、資本金は1億円。今後、流通業者や製造業者などを対象に、サプライチェーンマネージメント実行システムを構築するためのエクセキューションソフトウェアパッケージおよびサービスを提供していくという。







Raymond Hood氏 津村謙一氏


 Hood氏は「イーエックスイーグループはサプライチェーン・マネージメントとサプライチェーン・エクセキューションソリューションを提供する会社で、世界規模で事業展開を行なっている。13ヵ国に事務所や現地法人を設けており、社員はワールドワイドで710名。どの国でも顧客に対して24時間体制でのバックアップを行っている」と説明。「新しいコンセプトを普及させるには教育機関が必要。われわれは各地に“EXE University”という教育機関を設置し、サプライチェーン・エクセキューションソリューションに関する指導を行なっている。来年1月には日本にも設置する予定だ」と語った。

 また、津村氏はサプライチェーンについて「'70年代にサプライチェーンの原型のようなものが米国で出現した。80年代になると米国の国際化により流通、物流が複雑になり、さらに90年代になり、物だけでなく情報も管理する必要が出てきた。そこでサプライチェーン・マネージメントが重要視されてきた」とし、「われわれは、プランニングの効果を100パーセント引き出せるサプライチェーン・エクセキューションを提供する。これにより、物流に関するすべてのものを管理することが可能になる。日本において、サプライチェーン・マネージメント、サプライチェーン・エクセキューションについて理解してもらい、普及させていきたい」と締めくくった。

 イーエックスイーテクノロジーズ(株)は、サプライチェーンソフトウェアパッケージ『EXceed(エクシード)』を中心に事業展開を図る。EXceedの価格は、導入する企業のネットワーク規模によって異なるが、「下の値段は2000万円から。上は億円単位となるケースが多い」(津村氏)という。日本での売上高については、「今年の7月に会社登記を終了後、営業活動を開始し、今年の売上は3億円となっている。これまでのワールドワイドでの成長率が著しいため、日本でも同じような成長が期待できる」(津村氏)としている。

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