松下電器産業(株)は、ノートパソコン『Let'note』シリーズの新製品3機種4モデルを発表した。B5ファイルサイズの『Let'snote/S22』(13日発売)は、従来機種の後継モデル。同製品と外付けCD-ROMドライブをセットにした『同
モバイルセット』も13日に同時発売される。また、同じくB5ファイルサイズでは、CPUにモバイルPentium
II-266MHzを搭載した『Let'snote/S51』(20日発売)と、CD-ROMドライブを内蔵した『Let'snote
ace/A44』(12月11日発売)の2機種が新たに追加された。
3機種とも、米NeoMagic社製のグラフィックチップ『NM2200』、2.5MBのVRAMを搭載。Windows
98のデュアルディスプレイに対応し、本体の液晶ディスプレイと外部ディスプレイによる異なるデスクトップ領域の同時表示が可能となった。価格はいずれも、オープンプライス。
今回B5ファイルサイズにのノートパソコン2機種が新たに加わったことにより、『Let'snote』シリーズは、A4ファイルサイズ1機種(『ace/A41』)、B5ファイルサイズが3機種、A5ファイルサイズが2機種(『mini/M32』とデジタルカメラ付きの『comm/C33』)のラインナップとなった。
モバイルPentium IIを搭載した『Let'snote/S51』
今回、新たに発表された新機種『Let'snote/S51』は、ハイエンドのオールインワンタイプのB5ファイルサイズノートパソコン。マグネシウム合金とアルミニウムを使用した、質量約1.38kg、厚さ25.8mmの筐体を採用。CPUにモバイルPentium
II-266MHz、64MB(最大128MB)のメモリー、4.3GBのHDD、1024×768ドットでフルカラー表示可能な11.3型TFTカラー液晶ディスプレイを搭載。標準添付のI/Oボックスで、ポート類の拡張も行なえる。ポインティングデバイスには、静電式タッチパッド“スマートポインター”を採用。20日発売で、予想販売価格は30~35万円。
『Let'snote/S51』 |
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型番 |
CF-S51J8 |
CPU |
モバイルPentium II-266MHz |
チップセット |
Intel 440BX AGPset |
メモリー |
64MB(最大128MB)SDRAM |
HDD |
4.3GB Ultra ATA対応 |
ディスプレイ |
11.3型TFTカラー液晶(1024×768ドット、1677万7216色表示) |
グラフィックチップ |
NeoMagic社製NM2200 |
VRAM |
2.5MB |
外部ディスプレイ出力 |
640×480ドット/800×600ドット/1024×768ドットは1677万7216色表示、1280×1024ドットは256色表示 |
デュアルディスプレイ時 |
本体:1024×768ドット(6万5536色表示)-外部:640×480ドット(6万5536色表示)、本体:1024×768ドット(256色表示)-外部:1024×768ドット(256色表示)など |
周辺機器とのインターフェース |
●本体:USBポート1基、赤外線通信ポート1基、モジュラージャック、専用I/Oポート・FDDコネクター1基、PCカードスロットTypeIIが1基、●専用I/Oボックス(標準添付):シリアルポート1基、パラレルポート1基、外部ディスプレイポート1基、PS/2ポート1基、FDDコネクター1基 |
モデム |
内蔵(データ:V.90/K56flex対応、FAX:14.4Kbps) |
キーボード |
OADG準拠、86キー、キーピッチ17mm |
ポインティングデバイス |
“スマートポインター”(スクロール機能付き静電式タッチパッド) |
バッテリー駆動時間 |
約1.3時間(省電力モード、LCDバックライト省電力設定時) |
サイズ |
幅270×奥行き215×高さ25.8mm |
重さ |
約1.38kg |
プレインストールソフト |
Windows 98、モバイルフォン、クイックラウンチャーなど |
発売日 |
11月20日 |
予想販売価格 |
35~40万円 |
『Let'snote/S22』と『同 mobile set』
B5ファイルサイズノートパソコン『Let'snote/S22』は、従来機種『同/S21』の後継機種で、CPU、メモリー、HDDなどの基本性能をアップしたほか、V90&K56flex対応のモデムを新たに標準搭載した。CPUは、MMX
Pentium-266MHz、メモリー96MB SDRAM(増設不可)、Ultra ATA対応の4.3GB HDD、10.4型TFTカラー液晶ディスプレイを搭載。ボインティングデバイスには、直径16mmの光学式トラックボールを採用している。標準バッテリーで、約5時間の連続使用が可能で、仕事などでノートパソコンを持ち歩く、ヘビーユーザーのビジネスマンがメインターゲット。発売は13日で、予想販売価格は30万円前後。
また、『Let'snote/S22』に外付けCD-ROMドライブ(最大24倍速、PCカードからの電源供給時は最大12倍速)をセットにした『Let'snote/S22
モバイルセット』も、13日に同時発売される。こちらは、『Word98』、『Excel97』、『Outlook98』をプレインストールしており、ノートパソコンのビギナーやライトユーザーをメインターゲットとしている。予想販売価格は35万円前後。
『Let'snote/S22』 |
『Let'snote/S22 mobile set』 |
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型番 |
CF-S22J8 |
PCC-DSS22JA |
CPU |
MMX Pentium-266MHz |
← |
チップセット |
Intel 430TX PCIset |
← |
メモリー |
96MB EDORAM(増設不可) |
← |
HDD |
4.3GB Ultra ATA対応 |
← |
CD-ROMドライブ |
- |
インターフェース:ATAPI 対応のPCカード、最大20倍速(PCカードから電源供給時は最大12倍速)、サイズ:幅130×奥行き162.6×高さ24.3mm、重さ:約330g |
ディスプレイ |
10.4型TFTカラー液晶(800×600ドット、1677万7216色表示) |
← |
グラフィックチップ |
NeoMagic社製NM2200 |
← |
VRAM |
2.5MB |
← |
外部ディスプレイ出力 |
640×480ドット/800×600ドット/1024×768ドットは1677万7216色表示、1280×1024ドットは256色表示 |
← |
デュアルディスプレイ時 |
本体:800×600ドット(1677万7216色表示)-外部:640×480ドット(256色表示)、本体:800×600ドット(6万5536色表示)-外部:800×600ドット(6万5536色表示)など |
← |
周辺機器とのインターフェース |
シリアルポート1基、パラレルポート1基、外部ディスプレイポート1基、PS/2ポート1基、FDDコネクター1基、USBポート1基、赤外線通信ポート1基、モジュラージャック、PCカードスロットTypeIIが2基(またはTypeIIが1基): |
← |
モデム |
内蔵(データ:V.90/K56flex対応、FAX:14.4Kbps) |
← |
キーボード |
OADG準拠、88キー、キーピッチ17mm |
← |
ポインティングデバイス |
光学式トラックボール(トラックボールの直径は16mm) |
← |
バッテリー駆動時間 |
約5時間(省電力モード、LCDバックライト省電力設定時) |
← |
サイズ |
幅255×奥行き192×高さ32.6mm |
← |
重さ |
約1.46kg |
← |
プレインストールソフト |
Windows 98、、IME98、モバイルフォン、Adobe Acrobat Reader 3.0Jなど |
Windows 98、Excel97、Word98、Outlook98、IME98、モバイルフォン、Adobe Acrobat Reader 3.0Jなど |
発売日 |
11月13日 |
← |
予想販売価格 |
30万円前後 |
35万円前後 |
CD-ROMドライブを内蔵した『Let'snote ace /A44』
『Let'snote ace /A44』は、オールインワンタイプのエントリーモデルの新機種。バッテリーと交換可能な着脱式のCD-ROMドライブ(最大20倍速)を搭載している。CD-ROMドライブ搭載時の重さは約1.6kg。CD-ROMを拡張バッテリーと交換すると、重さは約1.9kgとなるが、バッテリー駆動時間は標準バッテリーの約2時間から、最大約8.5時間に伸びる。ポインティングデバイスは、“スマートポインター”を採用。12月11日発売予定で、予想販売価格は、30~35万円。
『Let'snote ace/A44』 |
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型番 |
CF-A44J8 |
CPU |
MMX Pentium-266MHz |
チップセット |
Intel 430TX PCIset |
メモリー |
64MB(最大128MB)SDRAM |
HDD |
4.3GB Ultra ATA対応 |
ディスプレイ |
11.3型TFTカラー液晶(1024×768ドット、1677万7216色表示) |
グラフィックチップ |
NeoMagic社製NM2200 |
VRAM |
2.5MB |
外部ディスプレイ出力 |
640×480ドット/800×600ドット/1024×768ドットは1677万7216色表示、1280×1024ドットは256色表示 |
デュアルディスプレイ時 |
本体:1024×768ドット(1677万7216色表示)-外部:640×480ドット(256色表示)、本体:1024×768ドット(256色表示)-外部:1024×768ドット(256色表示)など |
周辺機器とのインターフェース |
●本体:USBポート1基、赤外線通信ポート1基、モジュラージャック、専用I/Oポート・FDDコネクター1基、PCカードスロットTypeIIが1基、●専用I/Oボックス(標準添付):シリアルポート1基、パラレルポート1基、外部ディスプレイポート1基、PS/2ポート1基、FDDコネクター1基 |
モデム |
内蔵(データ:V.90/K56flex対応、FAX:14.4Kbps) |
キーボード |
OADG準拠、86キー、キーピッチ17mm |
ポインティングデバイス |
“スマートポインター”(スクロール機能付き静電式タッチパッド) |
バッテリー駆動時間 |
●標準バッテリー:約2時間(省電力モード、LCDバックライト省電力設定時)、●拡張バッテリー(オプション):約9.5時間(省電力モード、LCDバックライト省電力設定時) |
サイズ |
幅270×奥行き215×高さ27.9mm |
重さ |
約1.6kg(CD-ROMドライブ装着時) |
プレインストールソフト |
Windows 98、モバイルフォン、クイックラウンチャー、Adobe Acrobat Reader 3.0J、IME98など |
発売日 |
12月11日 |
予想販売価格 |
30~35万円 |