アビッドジャパン(株)は26日、HDTV対応のノンリニア映像制作システム『Softimage
DS HD』を11月末にリリースすると発表した。8月後半にもβテストを開始し、9月8日からオランダ・アムステルダムで開かれる欧州最大の放送機器展“IBC2000”において、製品の仕様を発表する予定。国内での販売価格は「5000万円を切る程度」(取締役本部長の山田聡氏)という。
アビッドが開催したプレスミーティングには、アジア地区プレジデントのアンドリュー・ソントン氏(Andrew Thornton)も出席 |
現在、アビッドの製品は代理店による間接販売が中心となっている。アジア地区プレジデントのアンドリュー・ソントン氏(Andrew
Thornton)によれば、今年はメーカーとしてエンドユーザーと積極的に関わりを持つことを目標に、ウェブベースのサービスを充実させるという。
その1つとして、今年春に米本社が開設した映像制作者向けの会員制(無料)ポータルサイト“AvidProNet”に、コンテンツ共有機能を追加することが紹介された。ウェブブラウザーを通じてQuickTime形式の動画を同サイトにアップできるので、遠隔地のパートナーとの情報共有に役立ててほしいという。今年夏にサービス開始予定だが、スケジュールが遅れているようだ。
また、日本法人のウェブサイト内に、ブラウザーベース質問を受け付ける、ユーザーサポートコーナーを設ける予定という。こちらについては時期未定となっている。