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日本電気、9600dpi相当×600dpiでフルカラー印刷が可能なカラーページプリンターを発表

2000年07月11日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本電気(株)は、最高で9600dpi相当×600dpiのフルカラー印刷が可能なカラーページプリンター『MultiWriter 9200C』を発表した。A4横用紙に最大で、カラー印刷時毎分6枚(600dpi×600dpi)、モノクロ印刷時は毎分26枚の印刷が可能。標準で100BASE-TXインターフェースを備える。価格は39万8000円で、8月下旬に出荷開始予定。

『MultiWriter 9200C』
『MultiWriter 9200C』



9200Cは、はがきからA3ノビまでの用紙に対応したレーザー方式の1670万色フルカラー印刷が可能なページプリンター。プリントエンジン部分の実解像度は600dpi×600dpiだが、64bitCPU(RC64475-200MHz)と画像処理専用のASICを搭載した、新開発のプリントコントローラーによって、最高9600dpi相当×600dpiでの印刷が可能という。メモリーは64MB(最大320MB)を標準搭載している。9200Cの」サイズは、幅650×奥行き647×高さ556mm(突起部を除く)、重さは約72kg。

また、同コントローラーにより、印刷速度も向上しており、同社によれば600dpi×600dpiクラスのカラーページプリンターで、最速クラスであるとしている。なお、プリントエンジン部分は、富士ゼロックス(株)から供給を受けている。

カラー印刷では、新開発のワックストナーとオイルレス定着技術によって、従来のカラーページプリンターの印刷に見られがちな、テカリやぎらつきを抑えた、自然な光沢の印刷が可能という。

また、プリンタードライバーは、デジタルカメラなどで撮影した画像のコントラストやカラーバランスを印刷時に自動的に補正する機能を備えたほか、*“sRGB”に対応し、パソコンのディスプレー上の色と、印刷結果の色のずれが起きないように色調あわせを行なえる。

*sRGB:国際照明委員会(CIE)が定めた、色再現の国際規格。

トナー確認画面
トナー確認画面



9200Cは100BASE-TXインターフェースを標準で備え、付属のユーティリティーソフト“PrintAgent”により、誰がいつ何枚出力したかといった、印刷履歴を一覧表示したり、YMCKそれぞれのトナー残量の確認がネットワーク経由で行なえる。給紙は標準で400枚、最大で1400枚(オプションの2段トレー使用時)となっている。また、両面印刷ユニットもオプションで用意される。

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