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オイシックス、有機野菜や米、水を購入できるオンラインショップサイト“Oisix”を開設

2000年06月22日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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有機/減農薬野菜オンラインショップサイト“イーヤサイドットコム”(http://www.e831.com/)の運営会社である(株)コーヘイは、事業拡大に伴い社名を“オイシックス株式会社”に変更し、新サービスの厳選食材オンラインショップサイト“Oisix(おいしっくす)”(http://www.oisix.com/)を6月22日に開設したと発表した。

厳選食材オンラインショップサイト“Oisix”トップ画面
厳選食材オンラインショップサイト“Oisix”トップ画面



Oisixは、同社が厳選した有機食材を販売するオンラインショップサイト。有機野菜や米、茶などを購入できるほか、食材の生産農家の紹介、おすすめレシピなどの情報も合わせて提供する。メンバー登録(無料)を行なえば、ユーザーIDとパスワードにより専用のウェブページが設けられ、ユーザーが登録した健康状態や外食したメニューを元に、不足しがちな栄養素を補うためのおすすめ食材やレシピを提示できる。

サイトでの有機食材の値段は、玉ねぎ1袋210円、新じゃがいも1袋240円、ほうれん草1袋400円、卵(10個入り)300円など。ちなみに、都内西新宿の某スーパーの有機ではない食材の価格は、玉ねぎ1袋178円、新じゃがいも1袋198円、ほうれん草1袋198円、卵(10個入り)178円
サイトでの有機食材の値段は、玉ねぎ1袋210円、新じゃがいも1袋240円、ほうれん草1袋400円、卵(10個入り)300円など。ちなみに、都内西新宿の某スーパーの有機ではない食材の価格は、玉ねぎ1袋178円、新じゃがいも1袋198円、ほうれん草1袋198円、卵(10個入り)178円



食材は、単品またはセットで購入できる。定期購入も可能。すべての食材は生産農家から栃木の専用倉庫に集められ、その倉庫から各ユーザー宛に、ヤマト運輸(株)のクール宅急便で届けられる。送料は北海道や沖縄など一部地域を除いて500円。

なお、Oisixのサービス開始に伴い、従来のサービスであるイーヤサイドットコムは、Oisixに吸収されることになる。

本日都内で行なわれた記者発表会の席上で、オイシックスの代表取締役である高島宏平氏は、「豊かな食生活の提案がコンセプト。食材販売のほか、食材に関する情報提供も行なう。将来的にはオンラインだけでなく、全国の牛乳屋と提携し、牛乳屋が各ユーザーに食材を届けるオフラインのサービスも行なう。また、食材の栽培記録もサイト上で紹介する」と説明した。今後は取り扱う食材の種類を増やし、年末までに1000アイテムを販売できるようにするという。

オイシックスの代表取締役である高島宏平氏
オイシックスの代表取締役である高島宏平氏



オイシックスは、有機食材の取り扱いのノウハウについて日商岩井(株)と、ファイナンスプログラムとシステム構築について日本ヒューレット・パッカード(株)とそれぞれ提携している。日商岩井は、オイシックスに資本参加するほか、有機食材事業に精通した人材の派遣を行なう。日本ヒューレット・パッカードは、インターネットのニュービジネス支援プログラム“e-Garage”に基づき、オイシックスに対しファイナンスプログラムとLinuxによるシステム構築および運用サポートを提供する。

オイシックスは、現在第三者増資割当の資金調達作業を行なっており、来月またはさ来月に1億5000万円の増資割当を実施、その後数回に分けて増資を行なう。最終的な資金調達の総額は10億円弱になる見込み。売上に関しては今年度は赤字で、3年目での単独黒字化を目指しており、3年目の売上目標は91億円としている。

発表会場で試食用として提供された有機食材。試食してみたが、確かにスーパーの食材よりはおいしい気がする。ちなみに、記者の実家では畑で野菜を作っているのだが、その味と比べると大差がないような……
発表会場で試食用として提供された有機食材。試食してみたが、確かにスーパーの食材よりはおいしい気がする。ちなみに、記者の実家では畑で野菜を作っているのだが、その味と比べると大差がないような……

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