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Powerlogix、iMacのクロックを最高500MHzに上げられるアップグレードカードを発表

2000年06月07日 00時00分更新

文● 編集部 小林久

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関東金属鋼業(株)は、米Powerlogix社が開発した、iMac用G3アップグレードカード『iForce』を6月下旬に発売する。iMac内蔵のCPUモジュールに差し替えて使用する製品で、CPUクロックとバックサイドキャッシュ容量の違いで3モデルが用意される。

価格はいずれもオープンプライス。実売価格は、クロック周波数400MHz/バックサイドキャッシュ512KBの『iForce 400/200/512K』が3万円台半ば。500MHz/512KBの『同500/200/512K』が5万円前後。500MHz/1MBの『同500/200/1M』が5万円台半ばとなっている。バックサイドキャッシュの駆動速度はいずれも200MHz。

Powerlogixが開発したCPUアップグレードカード『iForce』。G3プロセッサーや両面にバックサイドキャッシュ用スロットなどが搭載されている。写真は技術サンプル
Powerlogixが開発したCPUアップグレードカード『iForce』。G3プロセッサーや両面にバックサイドキャッシュ用スロットなどが搭載されている。写真は技術サンプル



なお、CPUモジュールを交換する際には、iMacのROM情報をコピーする必要があるが、同製品では専用ソフトを利用し、ROMデータをHDD上にコピー。CPU交換後のリブート時に自動的にアップグレードカード上のフラッシュメモリーを書き換える手法をとっている。「出荷時にはiMacのROM情報は書かれておらず、ユーザーの所有するハードのROM情報を書き換えるため、著作権上の問題もない」という。

“MacBench5.0”を利用したベンチマークテストによると、500/200/1Mを導入した初代iMac(G3-233MHz)のパフォーマンスは現行のiMac DV(同400MHz)に比べ145パーセント高速、400/200/512K導入時でもほぼ同等であるとのこと。また、PowerBook G3(WallStreet)対応の製品を開発中で近日発表を予定しているほか、その後継機(Lombard)対応の製品やiForceにFireWireポートを搭載した製品も開発中であるという。

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