(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は30日、プレイステーション2用のソフトとしては初めてのUSBマウス対応ゲームソフト『びっくりマウス』を7月に発売すると発表、同日都内で発表会を行なった。
びっくりマウスは、“らくがきパフォーマンス”をコンセプトに、絵を描く行為自体を楽しむためのらくがきゲームソフト。画面に表示される“ペン”を使って、マウスで絵を描いていく。自由に好きな絵を描けるステージや、水墨画専用ステージ、ワイヤーフレーム専用ステージなど、複数のステージが用意されている。
“ペン”の色は変えることが可能。特殊効果を持つ“ワザペン”も用意されており、緑のペンで横線を描くと花が咲いたり、水墨画ステージで縦線を描くと線が竹に変わったりするなど、ステージやペンの色ごとに異なった効果をもたらす。
プレイ人数は1~2人。マウスを2つプレイステーション2に接続し、1画面で2人が同時に絵を描くことも可能となっている。描いた絵はメモリーカードに保存できるほか、絵ができあがるまでの過程をビデオのように録画することも可能。価格は4800円。
利用できるマウスは、USB対応のホイール付き2ボタンマウス。市販のPC用マウスで動作する。同ゲームに専用マウスは同梱されないが、同社は、製品と同時期に出荷されるサンワサプライ(株)のうるまでるびデザインオリジナルUSBマウスを推奨している。
うるまでるびデザインオリジナルUSBマウス。色はオレンジで、びっくりマウスのキャラクターが描かれている |
同ゲームのクリエイターは、メディアアーティストの岩井俊雄と“うるまでるび”(うるま氏と、でるび氏のユニット)の計3人。発表会場では、うるまでるびによるライブパフォーマンスが行なわれた。
岩井氏(右)とうるまでるびの2人。「このソフトで、絵を描く行為そのものが楽しいということがわかってもらえると思う」(うるまでるび)、「ボーッとしながららくがきをする面白さを知ってほしい」(岩井氏)とそれぞれコメント |
うるまでるびによるらくがきパフォーマンス。パフォーマンス中、らくがき画面に“7月発売予定、FFよりあと、ドラXXより前”との文字も |
水墨画専用ステージ。特有の松や岩などが“ワザペン”で簡単に描ける |
ミニゲームも用意されている。写真は、画面右端から飛んでくるたまごを、線を描いて跳ね飛ばし、フライパンに落として目玉焼きを作るゲーム |