日本電信電話(株)は26日、'99年度('99年4月~2000年3月)連結決算を発表した。連結売上高は前年同期比比7%増の10兆4211億円で、連結経常利益は同27%増の8250億円となった。連結売上高は'95年度より平均で6.5%成長しているが、今期ついに10兆円台を記録した。
一方でその収益構造を見ると、アナログ固定回線関連が初めて50%を割り、逆に(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモやエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)などの好調を受け、移動通信関連が前年度4ポイント増の33.0%、インターネット・データ通信関連が3ポイント増の16.8%となった。同社は2000年度もこうした傾向が続くと見ており、連結売上高予想の10兆8270億円のうち、移動通信関連が36.0%、インターネット・データ通信関連が24.7%を占めるとした。