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ガイアックス、韓国Daum Communications、UINの3社がインスタントメッセージサービスを行なうジョイントベンチャーを設立

2000年05月22日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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コミュニティーサイトを運営するベンチャー企業の(株)ガイアックスと、韓国のポータルサイト運営会社であるDaum Communications社、韓国のインスタントメッセージサービス会社であるUIN社の3社は共同で、ジョイントベンチャー“株式会社ユーアイエヌ(UIN)”を設立すると発表、本日都内で記者発表会を行なった。

発表会場で握手を交わす3社の代表。左から、Daum Communications社CEOの李在雄(イ・ゼウン)氏、ガイアックスの上田祐司代表取締役社長、UIN社CEOの李成均(イ・ソンギュン)氏
発表会場で握手を交わす3社の代表。左から、Daum Communications社CEOの李在雄(イ・ゼウン)氏、ガイアックスの上田祐司代表取締役社長、UIN社CEOの李成均(イ・ソンギュン)氏



(株)UINは、日本市場向けにUINの開発したインスタントメッセージツール『インスタントメッセンジャー』を利用したサービス事業を行なう。ガイアックスのコミュニティーサイト会員向けにインスタントメッセージサービスを提供するほか、ASP事業として、ポータルサイト運営会社向けにインスタントメッセンジャーを提供するビジネスも合わせて行なう。ガイアックス会員向けのサービスは、当面は無料で提供するという。

インスタントメッセンジャーは、インスタントメッセージのやり取りのほか、誕生日時による風水占いで自分と相性のよい相手を、サービス利用メンバーから検索できる“相性とも”、ニュースや天気など分野ごとにおすすめサイトを登録、アクセスできる“チャンネル”、最大50人まで同時に会話できる“チャット”などの機能を搭載する。

インスタントメッセージをやり取りする相手は、IDを知っている人のほか、サービス利用メンバーの中から年齢や職業、住んでいる地域などから検索でき、検索結果で表示されたIDに直接メッセージを送信することも可能。相手に自分のIDなどを検索されたくない場合は、設定で検索不許可にできる。

(株)UINは法人設立に向けて準備を行なっている最中で、日本語版のインスタントメッセンジャーを利用したサービスを6月末に開始し、サービス開始と同時に会社を正式に設立させるという。3社から取締役を1人ずつ就任させる予定で、社長に誰が就任するかは未定としている。資本金は5000万円で確定しており、出資比率はDaum Communicationsが40パーセント、UINが30パーセント、ガイアックスが30パーセントとなっている。

発表会場で、Daum CommunicationのCEOである李在雄氏は、ガイアックスとの提携について「Daum Communicationsもガイアックスも若い会社。若いほうが何事にも動きが速く積極的でインターネットをよくわかっている。だからガイアックスを選んだ」とコメントした。

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