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2001年開催のロボット総合イベント“ロボット創造国際競技大会”のシンボルマークが一般公募で決定

2000年03月28日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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2001年に開催されるロボット関連の国際総合イベント“ロボット創造国際競技大会”(愛称:ロボフェスタ)の準備を進めているロボット創造国際競技大会中央委員会は、本日ロボフェスタのシンボルマークを都内で発表した。

ロボフェスタは、科学技術を身近で親しみやすいものとして感じられるような環境づくりの一環として、“科学技術への理解を深め、夢を与えること”、“人類と科学技術の共生を推進すること”、“21世紀の国際社会に向けた情報発信を行なうこと”を目的とした国際的なロボット関連イベント。

“ロボカップ”や“全日本ロボット相撲大会”、“マイクロマウス競技”などの既存競技や新規競技からなる“ロボット競技会”を中心に、ロボットと人間との共生についての議論を行なう国際会議“国際ロボットフォーラム”、ロボットに関する展示会や映画祭、ロボット工作教室などさまざまなイベントを実施する。

中央委員会は、'99年12月2日に大会のシンボルマークを一般から公募したところ、全国から874点の応募があった。審査の結果、グラフィックデザイナーの井口靖久さん(54)の作品がロボフェスタシンボルマークに決定した。

井口さんのデザインによるロボフェスタシンボルマーク。ロボフェスタのイニシャルである“R”をモチーフにしている。人型のシルエットはロボットと人間を表している井口さんのデザインによるロボフェスタシンボルマーク。ロボフェスタのイニシャルである“R”をモチーフにしている。人型のシルエットはロボットと人間を表している



発表会場で行なわれた授賞式で、中央委員会会長の森政弘氏(東京工業大学名誉教授、写真左)から表彰状を受け取る井口さん(写真右)。井口さんは作品について「人型のシルエットは、鼻が三角なのが人間、丸いのがロボットです。最初は同じ形の鼻だったのですが、ロボットと人間は多少違うという意見をもらい、形を変えました。いちばん工夫したのは“R”ですね」とコメント発表会場で行なわれた授賞式で、中央委員会会長の森政弘氏(東京工業大学名誉教授、写真左)から表彰状を受け取る井口さん(写真右)。井口さんは作品について「人型のシルエットは、鼻が三角なのが人間、丸いのがロボットです。最初は同じ形の鼻だったのですが、ロボットと人間は多少違うという意見をもらい、形を変えました。いちばん工夫したのは“R”ですね」とコメント



森会長は、シンボルマーク制定について「中央委員会は、科学技術を身近に感じる国際的総合イベントを行なうべく準備を進めてきた。シンボルマークを制定するにあたっては、ロボフェスタのテーマにふさわしいものをということで審査した。今回決定したマークは、使いやすい、いいマークだと思う」と語った森会長は、シンボルマーク制定について「中央委員会は、科学技術を身近に感じる国際的総合イベントを行なうべく準備を進めてきた。シンボルマークを制定するにあたっては、ロボフェスタのテーマにふさわしいものをということで審査した。今回決定したマークは、使いやすい、いいマークだと思う」と語った



なお、佳作には、グラフィックデザイナーの三好健一さん(49)と、高校生の鳥羽剛さん(17)の作品が選ばれた。

授賞式に出席した鳥羽さん。「なるべくシンプルでわかりやすいようにとがんばって作りました。ロボットへの親近感をテーマに、ロボフェスタの頭文字“R”と“F”をもとにしています」授賞式に出席した鳥羽さん。「なるべくシンプルでわかりやすいようにとがんばって作りました。ロボットへの親近感をテーマに、ロボフェスタの頭文字“R”と“F”をもとにしています」



こちらは三好さんの作品。都合で授賞式に出席できなかった三好さんは、「古代壁画をモチーフに、ロボット人間の出会いをテーマにした」と文章でコメントしたこちらは三好さんの作品。都合で授賞式に出席できなかった三好さんは、「古代壁画をモチーフに、ロボット人間の出会いをテーマにした」と文章でコメントした



2001年の第1回ロボフェスタは、大阪と神奈川で行なわれる。2001年7月20日から7月29日まで“ロボフェスタ関西2001”を大阪で開催、その後会場を神奈川に移し、“ロボフェスタ神奈川2001”として、8月25日から9月2日まで横須賀会場、9月8日から9月16日まで川崎会場、10月6日から10月14日まで相模原会場、11月16日から11月25日まで横浜会場で催される。

ロボフェスタ関西2001は、“情報の発信”、“イメージの発信”、“コミュニケーション”をコンセプトに、ロボットの新たなイメージを発信する。一方ロボフェスタ神奈川2001は、“かながわから始まるロボット新世紀”をテーマに、4つの都市連携によるリレー展開を行なう。横須賀会場のテーマは“地球-青い惑星を探る”、川崎会場のテーマは“人間-夢みること創ること”、相模原会場のテーマは“宇宙-新しいフロンティアへ”、横浜会場のテーマは“世界-ロボットたちと生きる明日”となっている。

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