日本シスコシステムズ(株)は19日、ギガbit・スイッチ・ルーター(GSR)の『Cisco
12016』を発表した。それに合わせ、最大5テラbitのネットワークをサポートするシステムの『12000テラbit・システム(Terabit
System)』を発表した。
Cisco 12016は、毎秒10Gbitの転送が可能なOC-192c/STM-64のIPインターフェースをサポートし、最大で毎秒320Gbitのスイッチルーターとして機能するもの。ソフトウェア基盤としては、サービスプロバイダー向けに最適化されたルーター制御用ソフト『Cisco
IOS』を搭載する。また、これまでのCisco 12000シリーズ向けに用意されたインターフェースも搭載が可能。
価格は、基本システムで1131万1000円から。また、同製品をベースシステムとする12000テラbit・システムは、モジュール方式で機能する高速クロスパースイッチのノンブロック構造を持ち、最大で毎秒5テラbitのシステムとして提供する。
また同日、Cisco 12000シリーズとして、シングルモード光ファイバーの伝送距離を最大で2400kmまで延長する『2.4Gbps
OC-48/STM-16
オプティカル・リングジェネレータ』を発表した。これは、双方向の光リピーター装置で、Cisco
12000間でOC-48/STM-16の回線距離を最大80km毎に延長することができる。カスケード接続をした場合、最大で2400kmまで延長できるとしている。価格は1131万1000円。