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ノベル、同社の2000年における事業展開について説明

2000年01月13日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ノベル(株)は、都内ホテルで2000年新年会を開催、同社代表取締役社長であるフィリップ・ウェルチ氏が、新年の挨拶を兼ね、2000年の同社の方向性について語った。

ノベル(株)の代表取締役社長を務めるフィリップ・ウェルチ氏
ノベル(株)の代表取締役社長を務めるフィリップ・ウェルチ氏



ウエルチ氏は、「年末年始は2000年問題で顧客のシステムに支障があってはならないと対応に追われていたが、何事もなく新しい年を迎えることができた」と述べた後、2000年の展望について説明した。

「2000年はインターネットがさらに普及し、企業システムの改革も進むだろう。しかし国内企業は、米国企業ほどすぐにLAN/WAN中心のシステムからインターネットに移行できないだろう。既存のネットワークと新しい技術を融合することが必要だ。そうすることでインターネットベースのシステムを容易に構築できるようになるだろう」

「先日もインターネット関連で、米AOLと米タイム・ワーナーの合併という発表があった。これほど大きな発表ではないが、米ノベルも今日(米国時間11日)、インターネット上でファイルの共有/公開サービスを行なっているJustOnという会社を買収した。ノベルは、2000年に提供する予定のNovell Directory Service(NDS)などのIn-the-Net Service製品に、このファイルサービスを組み込んでいく」

「インターネットは企業にとって不可欠なものになっており、今後はインターネットに対応した経営改革を迅速に進めることが重要だ。それを実現するのがディレクトリーサービス、NDSである」

「われわれは11年前からディレクトリーサービスに着目していた。2000年はNDS対応のプラットフォームやアプリケーションを拡大し、企業内の既存システムと連携してNDS市場を広めていきたい」と締めくくった。

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