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コンパック、低価格パッケージクラスター『COMPAQ ProLiant CL1850』などを発売

1999年11月15日 00時00分更新

文● 編集部

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コンパックコンピュータ(株)は15日、同社の従来品より低価格で導入が容易なPCサーバーのパッケージクラスター製品『COMPAQ ProLiant CL1850』を発表した。出荷は2000年1月下旬を予定し、価格は220万円。また、データセンター向け省スペースラックマウント型PCサーバー『COMPAQ ProLiant 6400R』シリーズの新モデルとして、Pentium III Xeon-550MHz搭載の『COMPAQ ProLiant 6400R 6/550』を発売する。価格は155万円からで、11月下旬から出荷する。

クラスターシステムのエントリーモデルであるCOMPAQ ProLiant CL1850は、2台のProLiantサーバーと共有SCSI RAIDサブシステムを1つの筐体(幅44.5×奥行き55.9×高さ50.2cm)に組み込んだパッケージクラスター製品。クラスター化に必要なケーブル接続を完了した状態で出荷される。Windows NT Server, Enterprise Edition 4.0に対応したシステム構築ツール『Compaq SmartStart』、共有RAIDサブシステム用コンフィギュレーションユーティリティーが付属する。

各サーバーはPentium III-550MHzを標準で1基搭載(最大2基)。メモリーは、128MBのECC SDRAM(最大1GB)。ホットプラグ対応ハードディスクドライブ(Wide Ultra2 SCSI)を最大2基搭載可能。コンポーネントを筐体から引き出せるモジュール設計を採用し、タワー型とラックマウント型が用意されている。

共有SCSI RAIDサブシステムはホットプラグ対応RAIDコントローラーを標準で1基搭載(最大2基)する。ホットプラグ対応ハードディスクを最大6基搭載でき、オプションの外部ストレージシステムを利用すると、最大容量254.8GBまで拡張可能。冷却用ファンの二重化、キーボード/マウス/モニター切替用スイッチ、リダンダントパワーサプライ機能(電源の二重化)などを標準搭載する。

COMPAQ ProLiant 6400R 6/550は、データセンター向けのラックマウント型PCサーバー。厚さ4U(約18cm)の薄型設計。Pentium III Xeon-550MHzを搭載し、従来よりパフォーマンスを向上させた。業界標準のベンチマークテストTPC-Cにおいて、2万5633.03tpmC(トランザクション/分)および価格対性能比$16.62(約1740円)/tpmC(4CPU構成)を記録した。また、2ノードのProLiantクラスターのほか、6ノードまで対応するパラレルデータベースクラスターにも対応。プロセッサーを1基搭載したキャッシュメモリー512KBのものから、プロセッサーを標準で2基搭載しキャッシュメモリー2MBまでの3モデルが用意されている。

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