ソニーマーケティング(株)は、記憶メディアにメモリースティックを採用した携帯型ICレコーダー『ICD-MS1』を12月10日に発売すると発表した。価格は3万3000円。
“メモリースティックICレコーダー”『ICD-MS1』 |
16MBのメモリースティックを同梱しており、スタンダードプレイモードで約63分、ロングプレイモードでは約131分の録音が可能。音声ファイルは最大で965件まで録音可能。それぞれのファイルには、タイトルをつけることができる。また、音声ファイルを格納する“フォルダ”を、最大340まで作成することもできる。
音声の圧縮にはADPCM(アドバンスドPCM)を採用。主な機能として、録音の途中にインデックスを挿入する“インデックス機能”、音声ファイル途中からの上書き録音が可能な“上書き録音機能”、重要度順に4つの段階を設定する“重要マーク設定機能”、設定した時間に再生を開始する“アラーム再生機能”などがある。
本体のサイズは幅44.2×高さ108.9×奥行き17.5mm/88g(メモリースティックと電池を含む)。単4乾電池2本を使用し、最大で4時間の連続再生と5時間の連続録音が可能。スピーカーとマイクを内蔵するほか、バックライト式の液晶ディスプレーを備えている。
専用のアプリケーションとして、『Memory Stick Voice Editor Version1.0』が同梱される。これは、タイトルの編集を行なったり、音声付きメールの作成を行なうもの。対応OSはWindows
95/98。
なお、ICD-MS1は、9月22日に東京・千代田区の国際フォーラムで開催された“VAIO
CONGRESS”に参考出品されていた。このときは、録音した音声を自動的に文字に変換するソフトが一緒に紹介されていたが、今回の商品化にあたっては、見送られたようだ。