富士通(株)は、『DESKPOWER』シリーズのラインアップを一新し、PentiumII-333MHz搭載モデルを追加するなどPentiumII搭載モデルを拡充したほか、新筐体のマイクロタワー型モデルなどを追加を発表した。
発表したのは、米AMD社K6-200MHzを搭載したマイクロタワーモデル『MV205』(22万5000円から)、MMX
Pentium-200MHzやPentiumII-266/233MHzを搭載したデスクトップモデル『SV205/235/237/267』(26万8000円から)、PentiumII-333/300MHzを搭載したタワー型モデル『TV307/TV337』(46万8000円から)など。
ほかにスペシャルモデルとして3モデル用意され、SV 205をベースに、CCDカメラなどが付属するコミュニケーションモデル『SCV205』(29万8000円から)、TV307をベースにMOドライブなどを搭載したMOモデル『TV307』(51万8000円から)、同じく2倍速のDVD-ROMドライブやDVDデコーダーなどを搭載したDVDモデル『TV307D』(54万8000円から)などがある。
ボリュームゾーンの位置付けはPentiumII搭載モデル
同社がボリュームゾーンと位置付ける『SV235/237』(30万8000円から)は、PentiumII-233MHzを搭載し、SV235には15インチ、SV237には17インチのディスプレーが付属する。32MB(最大384MB)のメモリー、3.2GBのUltraATA対応HDD、最大24倍速のCD-ROMドライブ、K56flex対応のFAXモデムなどを搭載。グラフィックチップは米ATI
Technologies社の『3D RAGE Pro AGP2+(VRAM 2MB)』を搭載している。
また、K6-200MHzを搭載したMV205は、従来のタワー型に比べて約20パーセントの省スペース化を図った新筐体“マイクロタワー”を採用した低価格モデルで、32MB(最大256MB)のメモリー、2.1GBのUltraATA対応HDDなどを搭載している。
Internet Explorer4.01や『Adobe Photo Deluxe2.0J』などが付属するほか、AGP対応ゲーム、デジタルカメラ活用ソフ
トなどが付属する。
『BIBLO』シリーズのラインアップを強化
同時に、ノートパソコン『BIBLO』シリーズのラインアップを一新した。新モデルは、MMX
Pentium-166MHzなどを搭載した『NUV16X/16/16D』(33万8000円から)、低消費電力タイプのMMX
Pentium-200/166MHzを搭載した『NPV20/16D』(35万8000円から)など。
MMX Pentium-166MHzを搭載したNUシリーズの最上位モデル『NUV16X』(47万8000円から)は、1024×768ドット表示ができる12.1インチTFT液晶ディスプレーや、32MB(最大96MB)のメモリー、3.2GBのHDD、最大20倍速のCD-ROMドライブなどを搭載。チップセットは430TXを採用し、PCカードスロットはCardBusおよびZVポートに対応する。バッテリーはリチウムイオン電池を採用し、約1.5時間使用できる。本体サイズは幅294×奥行き240×厚さ53.5mm、重さは3.4kg。
MMX Pentium-166MHzを搭載した『NPV16D』(33万8000円から)は、従来のDSTN液晶パネルの画質をより向上させた12.1インチHPA(High
Performance Addressing)液晶ディスプレーを搭載。32MB(最大96MB)のメモリー、2.1GBのHDD、K56flex対応FAXモデムなどを搭載している。最大20倍速のCD-ROMドライブを内蔵し、ウォームドッキングが行なえる『拡張ステーション』をオプションで用意。バッテリーはリチウムイオン電池を採用し約2.5時間使用できる。本体サイズは幅297×奥行き232×厚さ31mm、重さは2.1kg。
すべてのモデルで『一太郎8 & Lotus1-2-3』、『OASYS V5 &Lotus1-2-3』、『Word97
& Excel97』など、付属ソフト別
に3種類用意されている。
また、『BIBLO NC』シリーズは従来モデルを引き続き継続して販売する。
『DESKPOWER』シリーズおよび『FMV-BIBLO』シリーズとも、Windows98への優待販売サービスに対応。Windows98の発売の際に、アップグレード版を特別価格で購入できる。(報道局 井上哲郎)
http://www.fujitsu.co.jp/