日本電気(株)は、A4判原稿で毎分40枚の読み取りができる卓上型のOCRスキャナー『NS-2000』を発売したと発表した。価格は88万円、2月末に出荷を開始する。
OCRやOMR(光学式マーク読み取り装置)で利用される赤系の色をドロップアウトカラーとする光学特性を採用するほか、2個のスタッカーやナンバリング機能、原稿の2枚同時搬送をチェックするダブルフィードの検知機能などを搭載。解像度は最大400dpi、読み取りサイズは最大365×210mm、インターフェースはSCSI-2。本体サイズは幅380×奥行き400×高さ235mmとコンパクト化を図っている。
オプションで、TWAIN32および専用ドライバー、アプリケーション開発用の『スキャナー制御ライブラリー』(20万円)、手書きおよび活字の数字や英字、記号などを読み取る『基本認識ライブラリー』(25万円)などが用意されている。
同製品をパソコンと接続することで、OCRやOMRのシステムを構築し、さまざまなデータ入力業務において、本格的なデータエントリーシステムが構築できるという。(報道局 井上哲郎)
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