経済団体連合会(経団連)会長には、新日本製鐵(株)の今井敬社長(現・経団連副会長)が、また、経団連評議会議長には、関本忠弘日本電気(株)会長(現・同評議会副会長)が就任する人事が固まった。12日に開かれる、経団連の会長・副会長会議で決定され、5月下旬の経団連総会で交代する。
経団連会長は、現在、豊田章一郎トヨタ自動車(株)会長が勤めているが、次期会長は、豊田章一郎氏の続投、今井敬新日本製鐵社長、関本忠弘日本電気会長の3氏が候補に挙がっていたが、2期4年勤めた豊田章一郎氏が、今井氏を強く推したために、次期会長は今井氏に固まったようだ。
かねてより、日本電気は住友グループのカラーが強い点が指摘されており、“財閥色の強い企業のトップは経団連会長に推さない”という不文律は、今回も破られなかった。(報道局 佐藤和彦)
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