フィンランドのNOKIA、スウェーデンのTelefonaktiebolaget LM Ericsson、米Mtorola、米Unwired
Planetの4社は、世界規模でのWAP(Wireless Application Protocol)仕様の普及拡大をめざす“WAPフォーラム”を、7日に設立した。
同フォーラムでは、デジタル携帯電話やその他のワイヤレス端末に、インターネットのコンテンツと最先端のサービスを提供することを目的とし、異なるワイヤレス・ネットワークの技術に対して汎用性を持つグローバルなワイヤレス規格の仕様を作成することを目指している。WAPを使ったアプリケーションは、伝送オプションやデバイスの種類に制限されず、適用範囲の広いものとなるために、共通規格を設定することで、携帯電話メーカーやデバイスメーカーのWAP対応端末に対する開発投資の促進が期待できるという。
'97年9月には4社が共同して、WAPのアーキテクチャーを公開し、さまざまなWAP技術に関するワーキンググループが集中的に作業を行なっており、1月末をめどに、詳細な仕様案を公開する予定である。
同フォーラムでは、会員企業を募集しており、http://www.wapforum.org/、またはhttp://www.xwap.com/にて、入会申込書をダウンロードできる。(報道局 佐藤和彦)
http://www.nokia.com/